Last Update: 1999.12.8

メモリ増設

編集:ほしいち

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必ずお読みください
すべての作業の前提として,個人で開腹した結果の故障については,保証修理にはならないことを了承し,自己責任において作業をしてください。作業に入る前は,かならずACアダプタとバッテリーは抜いておいてください。また,静電気にはくれぐれも注意してください。一瞬にして,全てを失うことがあります。

メモリは多ければ多いほど快適にPowerBookを使うことができます。Lombardは上側の2インチスロットに最大256MB,下側の1.5インチスロットには最大128MBのメモリモジュールを挿すことができ,合計384MBまで増設できるようになっています。

必要な工具

プラスドライバとキーボードロックねじをゆるめるマイナスドライバ

作業時間の目安

馴れた人なら10分弱,初めての人でも30分くらい。

[図1]ここがキーボードロックねじ。ゆるんでいないときは,ゆるめる。

[図1]

[図2]まず,ACアダプターとバッテリーは抜いておくこと。キーボード奥側に2ヶ所あるキーボード・リリースタブ(escとF1の間・F8とF9の間)を手前に引くと,キーボードがはずれる。キーボードはそのまま裏返して手前側に置いておく。

[図2]

[図3]プラスドライバでヒートシンクに3ヶ所あるねじをはずしたあと,手前にある取っ手をもって上に引き上げ,ヒートシンクをはずす。

[図3]

[図4]これはCPUカードまではずした状態。下側のスロットに増設するには,CPUカードをはずす必要がある。CPUカードは右の図に示した位置のスロットに差さっている。左側はツメで固定されているので,まずスロットのある右側から,そっと持ち上げてはずす。(上側スロットにメモリを増設するだけなら,この作業は不要。CPUカードをマザーボードにつけたまま作業できる。以下の説明では,分かりやすいようにはずした状態で図解している。)

[図4]

[図5]はずしたCPUカード(下側)。すでにあるメモリをはずすときは,このツメを外側に開いてはずす。メモリモジュールが上にはね上がるので,それを抜く([図6]の角度も参照)。

[図5]

[図6]メモリは,この角度で抜き差しをする。しっかりと奥まで差し込み,しかるのちに基板と平行になるように倒してゆき,ツメにはめ込む。(下側も同様)

[図6]

あとは,逆の手順で組み上げる。各スロットはきちんと差し込むこと。また,[図3]にあるフェライトビードをヒートシンク下に挟まないように注意すること。ヒートシンクをはめるときは,奥側の5つのツメを本体側にしっかりと合わせる。キーボード手前の5つのツメもきちんとはめこむ。起動して「このコンピュータについて」でメモリが認識されていれば完了。

 

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