- PowerBook G3 Series (Bronze keyboard)
(開発コード:Lombard)に関するよくある質問と使ううえでのちょっとしたコツをまとめてみました。
キー配列を変更したい
(1999.10.22作成 /
1999.10.25修正)
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使い慣れたキー配列は履き慣れたスニーカーのようなものだ。歩いていても走っていてもその存在を忘れさせる。
さて,USキーボードに換装しても,controlキーを押すつもりで,caps
lockをかけてしまったりする人もいると思う。そして,使い慣れている配列とは違っていることをまたしても認識せざるを得ない。caps
lockの位置と
controlキーの位置を交換したいとか,スペースバー右の
enterキーの換わりに
commandキーがほしいとか,とくに古くからのユーザーには感じている方が多いと思われる。
キカイにニンゲンが合わせるという手もあるが,逆にキカイのほうをニンゲンに合わせることもできる。
キー配列を変更するには
ResEditを使ってシステムのリソースを書き換えてしまうことでも可能だが,より簡単に行うために「SwapKey」というコントロールパネルがある。このプログラムは94年2月リリースなので,添付書類に記してある動作確認は漢字Talk7まで。とはいえ,筆者が試したところ,PowerBook
G3 (Bronze kbd) Mac OS 8.6
でも問題なく動作した。ただ,caps lockと
controlキーの入れ替えは,caps
lockにロック機能が付いている関係で,あまり便利ではないようだ(外付けのキーボードについては,「SwapKey」の添付書類にロックをはずしてしまう改造法が書かれている)。
また,リリース当時にはなかった
fnキーには対応していない。そのためだと思われるが,fnキーまわりで若干不思議な動作が認められた。fnキーを一回押すと,入力メニューが日本語でもRomanでも下の表のようにテンキーのモードで半角数字入力になる。もう一度
fnキーを押すともとに戻る。
これを知って使うのであれば,特に問題はないと思われる(数字以外のキーが,標準の
num
lock機能の配列と違うのでちょっと戸惑うことになるが)。
キートップの表示
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M
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J
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K
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L
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U
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I
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O
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7
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8
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9
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0
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P
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;
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/
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.
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入力される文字
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0
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1
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2
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3
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4
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5
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6
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7
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8
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9
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-
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+
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*
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/
|
.
|
交換したJISキーボードからcommandキーを移植すると,すいぶんそれらしくなる。ただ,交換する場合は,パンタグラフのメカニズムが華奢なので,細心の注意を払って交換すること。手先の器用さに自信のない人は,やめておいたほうが無難かもしれない。はずすには,奥側からはずすように持ち上げる。はめるときは手前側をまずはめてから,奥側をはめるようにする。
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PowerBookのクリーニング
(1999.10.19作成 /
1999.12.10修正)
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Lombardの本体はポリカーボネートでできているため,アルカリ性の洗剤は絶対に用いないようにしよう。
基本的には,水や中性洗剤を薄めたもので湿らせた柔らかい布などで拭くようにする。
液晶については,
アルコールやアンモニアの含まれないガラスクリーナを使うこともできる。(参考記事:
TIL#60446:
液晶ディスプレイをきれいにする方法)
なお,水分を用いるので,本体の電源は落としておくこと。
また,内部のほこりを取り除くときには市販されているエアダスターで吹き飛ばす。
掃除機で吸い取ることは絶対に行わないこと。掃除機のノズル付近は静電気が発生しやすく,PowerBookを電気的に破壊してしまう場合がある。
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液晶ディスプレイを閉じたまま使う
(1999.10.13作成 /
1999.12.22修正)
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外付けキーボード,マウス,モニタを使用して,デスクトップ機のように使うことが出来るようになったのは,Lombardの新しい魅力だ。閉じたまま使うのは,放熱対策などがなされていなければ実現できない。
具体的な方法は,いたって簡単。外付けのUSBキーボード,マウス,モニタおよびACアダプタを接続した状態で,閉じたままキーボードのパワーオンキーを押すだけでOK。なお,この状態から,内蔵の液晶ディスプレイも使うには,いったんスリープさせ,液晶ディスプレイを開いた後にスリープから復帰させる。
TIL#58334:
本体を閉じたままで操作する方法
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バッテリを上手に使う
(1999.8.30作成 /
1999.11.15修正)
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消費電力を抑えてバッテリでの使用時間を長くするには
- 周辺機器は外しておく。
- 使用していないアプリケーションは終了しておく。
- CDやDVDのディスクは取りだしておく。
- 液晶の輝度を低めにしておく。
- コントロールパネル「省エネルギー設定」でハードディスクの停止までの時間を短くする。また,オプション設定で「その他の省電力設定」のチェックを必要に応じて入れておく。
- AppleTalkは不使用にしておく。
バッテリの取り扱いの注意
- 使い切ったバッテリはすぐに充電する。強制スリープでは若干残量があるが,そのまま放置するとメモリ保持などのため残量がゼロになってしまい,充電能力が極端に低下してしまう。
- 高温(60度以上)や低温(5度以下)での使用は劣化を早める。
- 充電してあっても,長期間(6ヶ月以上)放置しない。(保存の際には,中程度に充電しておく)
- 高温となる場所に放置しない。
(関連項目:トラブルシュート バッテリが熱くなりすぎると,充電できない,バッテリが認識されない)
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システムの再インストールの際の注意
(1999.8.23作成 /
1999.12.15修正)
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システムの具合が悪いときの最終手段でもあるシステムの再インストールだが,その際に注意すべき点がいくつかある。
まず,基本的にはシステムCDから起動した状態で行うことが望ましい。
つぎに,不具合の解消を目的とする場合は,上書きインストールでなく,新規インストールをすること。上書きの場合,既存のファイルは置き換えられないので,問題が残ることがある。新規インストールはインストール先のディスクの選択をする画面で,左下の「オプション」を押して設定する。この場合,既にあるシステムフォルダは「古いシステムフォルダ」として残る。新規インストールのあと,この古いシステムフォルダから必要な機能拡張書類やコントロールパネル,初期設定などを新しいほうに移動またはコピーするとよいだろう(ユーティリティを使うと楽に移動することもできる。たとえば,コンフリクトキャッチャーでは,新旧のシステムフォルダを比較して古いほうから新しいほうにないファイルを移動またはコピーする機能がある。その際,新しいシステムでは必要ないファイルは移動されない)。
Mac OS 8.6(専用システム)の場合
「Mac OS
特別付録」フォルダにある「システム追加分」(英語版では「Important
Extra System
Software」)をシステムフォルダにドラッグコピーするのを忘れないこと。また,機種専用のヘルプが必要な場合は,同フォルダにある「ヘルプ追加分」をインストールしておこう。
最後に,システムフォルダにある「Mac OS
ROM」のバージョンも確認しておこう。1.6でない場合は,アップデータをかけておく必要がある(関連ファイルページ参照)。
Mac OS
9の場合は現在のところアップデータをかけたりするような必要はないが,機種専用のヘルプ「PowerBook
の使い方」が必要な場合は別途インストールする必要があるようだ。(トラブルシュート参照)。
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未対応のUSBマウス・ジョイスティックなどを使いたい
(1999.8.14作成 /
2000.4.4修正)
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たとえば,気に入ったUSB接続のマウスやトラックボール,ジョイスティック,ゲームパッドがWindowsにしか対応していないことがある。こんな場合には,USB入力装置をまとめて機能設定できるユニバーサルドライバ「USB
Overdrive」を活用してみよう。
インストールして再起動するだけで,さまざまなUSB入力装置をコントロールできる。
また,それ以外に複数のUSB機器のドライバを「USB
Overdrive」ひとつに統一するという使い方もある。ドライバをひとつに統一することで,コンフリクトの心配も減少する。
USB
Overdrive(日本語版)(シェアウェア
$20)
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ほかのPowerBookのACアダプタを使いたい
(1999.8.12作成 /
2000.7.27修正)
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LombardのACアダプタの極性とプラグのサイズはDuoシリーズ,PowerBook1400・2400・3400・G3(初代)・G3
Series (Wallstreet)・G3 (FireWire)
と同様である。ただし,Lombard用のACアダプタの電源容量は45Wなので,Duoシリーズのものは容量不足になると思われる(Duoシリーズは,24Wと36Wのものがあり,Lombardなどの45Wモデルで使うと稼働中は充電できないなどの問題が生じる可能性がある)。それ以外のものについては,お互いに流用が可能といえよう。
なお,iBook用の巻き取り機能付きでcoolなデザインの
ACアダプタも同規格なので流用ができる(TIL#16168参照)。Apple
Storeからも入手可能になった(\9,200)。
スリーシーズ・アンド・テクノロジーから,PowerBook対応の小型ACアダプター「Mobile-Power
シリーズ」が発売されている。これはタバコの箱程度の大きさで,ACのプラグと一体化しているので,AC側のケーブルを持ち運ぶ必要がない。ただ,供給電力が33WということでLombardの45Wより低いのが気になるところだが,同社では内蔵CD-ROMなどの付属周辺機器を使用する程度の通常使用時についての動作確認を実施し,通常使用範囲内での対応機種としている。
また,MADSONLINEから,従来の「AC
TRAVEL ADAPTER」よりもさらに小型の「G3
travel
Micro-Adapter」が発売された。これは純正同様の45Wのタイプで使用しながらの充電なども問題なさそうだ。底面積はクレジットカード程度の大きさ。プラグがL字型で使いやすいのは従来と同様だ。$88で通販での購入もできる。(日本ではAmuletやVis-a-Vis,パワーラボ,ゲート,パワスタが取り扱っている。)
海外出張などで利用する飛行機(ビジネス・ファーストクラス)では"EmPower"
プラグが使用できる場合があるが,そのプラグから電源を供給するものにVST
Technologiesの「PowerBook
Airline Adapter」がある。$39.95。(日本ではクエストが取り扱っている。)
TIL#16168:
PowerBook と iBook:
電源アダプタ、バッテリ、充電器の識別方法
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ハードディスクを交換する
(1999.8.8作成 /
2000.9.9修正)
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内蔵できる2.5インチハードディスクドライブの最大厚は12.7mmである。その範囲ではIBMの32GBのHDDが現在出荷されているものでは最大容量になる。
なお,フォーマットはOS付属の「ドライブ設定」が多くのドライブをサポートしているが,サードパーティ製のフォーマッタが必要な場合もある。IBMのとんどのものは「ドライブ設定」でフォーマットでき,Lombardで問題なく動作するということだ(Lombardで動作するHDドライブについては,「山本康仁のホームページ」のFAQのページに一覧表としてまとめられている)。
具体的な換装手順は開腹作業ページへ。
また,取り外したHDDは,PCカード接続の「CitiDISK」や「DataShuttle」,SCSI接続の「Formula
Case
2.5」(すでに生産終了のため,店頭在庫がある場合のみ入手可能),USB接続の「RX-25H」「RX-25HB」「RX-35U/U3」などに入れることで外付けのハードディスクとして再利用することもできる。
なお,大容量のハードディスクになると顕著に現れるのが,パッケージなどに表示されている容量とフォーマット後にFinderで表示される空き容量の見かけ上の違いだ。これは,メーカー側は1GB
= 1,000 × 1,000 × 1,000 =
1,000,000,000byteとして計算するのに対し,コンピュータでは2進数を用いている関係上,1GB
= 1,024 × 1,024 × 1,024 =
1,073,741,824byte(1,024は2の10乗)として計算することに起因する。たとえば18GBとして売られているものを例にとると,18,000,000,000byteの容量があるのだが,これをコンピュータ上で計算すると,18,000,000,000
/ 1,073,741,824 = 約16.76GB
と表示されることになる。これからさらに,ドライバなどで使用されている領域を差し引いた分が空き容量として表示される。
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DVDビデオを快適に観たい
(1999.8.3作成 /
1999.8.10修正)
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プロセッサパワーの無駄遣いをなくし,快適にDVDビデオを再生するには,下記の項目を確認しよう。
- 「Apple DVD
Player」以外のアプリケーションは終了しておく(Finderはのぞく。いや,できればFinderも?)。
- コントロールパネル「メモリ」で「仮想メモリ」を“切”にし,「ディスクキャッシュ」の設定を“初期設定”にする。
- コントロールパネル「ファイル共有」でファイル共有をしていない状態にする。
- コントロールパネル「省エネルギー設定」の「オプション設定」で,“プロセッサ・サイクリングを許可する”と“プロセッサ・スピードを落とす”のチェックははずしておく。
S-Video出力を利用する場合は,テレビ(モニタ)に直接つなぐこと。ビデオデッキなどを介すると,プロテクト信号のため定期的にノイズが入ることがある。
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PCカードをイジェクトする際の注意
(1999.8.2作成 /
2000.4.23修正)
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自動イジェクトが廃止され,手動でイジェクトしなければならなくなったLombardだが,手動のために不用意にイジェクトしないように注意する必要がある。基本的には,デスクトップにあるPCカードのアイコンをゴミ箱に入れてアンマウントしてからイジェクトすれば問題ない。アンマウントできない場合は,なんらかの警告があらわれるので,それに従えばよい(たとえばストレージ系なら,その中のアプリケーションや書類が使用中であるとか)。
ゴミ箱に捨てずにいきなりイジェクトした場合も,なんらかの問題がある場合は,警告が出るのでそれに従えばよいのだが,最悪の場合はファイルが損傷したり,ハードに支障をきたしたりすることもないとは言えない。同様に,スリープ中にイジェクトすることも避けておきたい。なお,電源を切っている時のイジェクトについては問題はない。
TIL
#58323: PC
カードを手動で取り出す装置の使いかた
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バッテリのインジケータを正確に表示させたい
(1999.7.31作成)
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新しいバッテリなどでは,側面にある4つのインジケータが充電レベルを正確に表示しないことがある。その際は,充電レベルを学習させるために,いったんバッテリを強制スリープまで使い切ったのち,フル充電する必要がある。
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AirMacを使いたい
(1999.7.24作成 /
2000.6.7修正)
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iBookと同時に発表された,魅力的な価格のワイヤレスLANシステムのAirMac
(AirPort)。PowerBookやその他のノートで使うには,IEEE
802.11規格に準拠したサードパーティ製のPCカードを介することになる。ただし,この規格は2Mbpsまでしかサポートしていない(AirPortの11Mbpsに対応しているのは,IEEE
802.11b High Rate規格になる)。
現在,販売されているものはルーセント・テクノロジーの「WaveLAN」(IEEE
802.11規格準拠)。これは,日本NCRから販売されている(\88,000)。
FarallonからはAirMac接続が確認されたPCカード「SkyLINE
Wireless PC Card」(IEEE
802.11規格準拠)がUS$299で発売されている(SkyLINE
Wireless PC Card FAQ )。日本ではディアイティから,「SkyLINE
Wireless PC Card」が\32,800で発売されている(SkyLINE
Wireless PC Cardのサポートページ)。
なお,AirPort
のプレスリリースによると,AppleはPowerBook
G3用ワイヤレスカードを出すそうだ。
ルーセント・テクノロジーから,IEEE
802.11b High Rate規格準拠のAirMac互換「orinoco」システムが発表された。
また,IEEE 802.11b High Rate規格はIEEE
802.11規格と上位互換があるので,従来の2Mbpsの製品群との互換性もある。
【日本の関連サイト】
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トラックパッドを無効にしたい
(1999.7.23作成)
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外付けマウスを使うなどで,トラックパッドを無効にしたい場合は「PadOff」というソフトを使えば可能。(筆者としては,トラックパッドになれたほうがいいと考えている。コラム参照。)
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Sビデオ出力で,TV画面いっぱいに表示したい
(1999.7.20作成)
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Sビデオ出力でTVに画面を表示するとき,画面のまわりに黒く枠ができる。これを回避してブラウン管いっぱいに表示するには,コントロールバー「TV
ミラーリング」で,オーバースキャンの項目をチェックしておこう。DVDビデオを観るときなどに有効だ。また,「TV
ミラーリング」では出力画質を「グラフィックに最適」と「ビデオに最適」の2種類から選べる。
なお,同コントロールバー項目はSビデオ出力をしていないときには現れない。
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PowerBookも大容量のメモリを搭載できるようになって,起動に時間がかかるようになった。起動音が鳴ってから,画面が明るくなるまでの間はメモリのテストをしているので,メモリ搭載量が多くなるほど時間がかかる仕組みである。このメモリテストをさせないようにするには,commandキーとoptionキーを押しながらコントロールパネル「メモリ」を開いてみよう。一番下に「メモリテスト」の項目が現れるので,それを“切”にすれば,次回の起動からメモリテストはスキップされる。なお,再起動時はメモリテストを行わないので,変化はない。
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DVD-RAMは読めないの
(1999.7.7作成)
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DVD-RAMの規格はサポートしていないので,読むことはできない。これは,Wallstreet
+ DVD KITも同様。TIL#60414
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333MHzモデルにDVDドライブを後づけしたい
(1999.7.6作成 /
2000.7.7修正)
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400MHz版には専用のMPEG2デコーダがロジックボード直付けになっており,これを後づけするのは事実上不可能。Apple
Store (Japan) での,BTO(Build to order)
で最初にビルドしておく必要がある(価格は,プラス36,900円)。この場合,333MHz版でもデコーダ付きのロジックボードになるので,DVDビデオの再生は問題なく行える。
なお,WallstreetのオプションであったDVD
KitのPCカードデコーダをLombardで使用することは可能らしい。ただし,このDVD
KitのドライブはWallstreet専用であり,Lombardでは使用できないので,Lombard用DVDドライブを別途用意しなければならない。なお,この使用法についてAppleでは動作を保証していない(TIL#58338)。
VST
Technologiesから「DVD-ROM
Upgrade (for 333MHz
Lombard)」が発売されている。これを使用することで,333MHzモデルにDVDを追加できる(US$439.95)。国内正規代理店には,Amulet・クエストがある。
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AppleCareと販売店保証はどう違うの
(1999.7.1作成)
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7/1から新しい制度になったAppleCare延長保証制度。新制度の是非はともかく,AppleCareは販売店保証とどう違うのか。
販売店保証はもちろんその販売店独自のものなので,販売店によってその内容は異なる。ただ,たいていは動産保険同様,たとえば初年度は購入金額の100%まで,2年めは同80%,3年めは60%などと補償される金額に限度が設けられているものが多いが,メーカ保証規定外の盗難・落下なども補償されるものもある。
一方,AppleCare延長保証制度はその名が示すとおり,メーカ保証の延長になり,修理総額が本体価格を大幅に上まわろうが,保証規定内で無償修理ということになる。
PowerBookの場合,持ち歩く機会も多く,パーツ自体が高いものも多いので,よく吟味して自分にあった保証を選ぶことが大切だ。
なお,AppleCare延長保証制度契約料金表によると,PowerBook
G3 のAppleCare契約料は1年契約が 47,000円,2年契約が
89,300円。
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USキーボードが欲しい
(1999.6.30作成 /
1999.10.28修正)
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特に古くからのユーザーから人気のあるASCII配列のキーボードだが,先代Wallstreetでは非常に入手困難だった。Lombardも当初は入手は難しかったが,いまではアップルからも正規に交換する手段が設けられた。
10/28 アップルから,「AppleCare
Hardware Upgrade Service:PowerBook
G3」が発表された。これは,JISキーボードをUSキーボードに交換するサービスで,価格は15,000円。アップル正規サービスプロバイダのPFU,ウチダエスコ,日本NCR(クイックガレージの予約ページ),ビット・システム・サービスのいずれかを通じて申し込み,パーツが入荷し次第持ち込み交換という形になる。なお,交換したキーボードには,3か月の保証がつき,もとのJISキーボードはユーザーが保管する。
USキーボードの取り扱いを行っているショップ(ただし,各店とも在庫切れが多く,ほとんどは予約受け付け)。なお,価格は1万円台半ばが多いようだ。
(取りつけ方法は開腹ページ参照。)
エレキングからユニークな交換用キートップ「K-Chop
for Powebook G3
(Java)」が発売されている。価格は4,800円。
これと交換すると,配列はJISキーボードのままだが,カナ表示をなくしたすっきりとしたキートップになる。また,特筆すべきは,スペースバー両端の「英数」「かな/カナ」キーを取り払って使いやすい長いスペースバーにすることも出来る点だ。この場合は,「英数」「かなカナ」キーをキャンセルするパッチプログラムを使用し,長いスペースバーが「英数」「かな/カナ」キーまでをカバーするようになる。もちろん,「英数」「かな/カナ」キーを残して従来のスペースバーを用いることも可能だ。
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Mac OS ROM
Update 1.0 について
(1999.6.29作成 /
1999.10.31修正)
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6/29公開された「Mac
OS ROM Update 1.0」の変更点と注意。
- 注意
- 「このコンピュータについて」で現在のROMバージョンを確認して,1.6だった場合はアップデートの必要はない。これは,1.4を1.6にするものである。
- このファイルが必要なのは,iMac, Power
Macintosh(Blue & White), PowerBook G3(Bronze
keyboard)のみである。
- 変更点
- マウスをUSBポートの上側に,キーボードを下側にしたとき,反応しない場合がある問題の解消。
- スリープ時にUSBキーボードをはずすとクラッシュする問題の解消。
- 拡張ベイデバイスをホットスワップするときに認識されないことがある問題の解消。
- SCSIディスクモード(Target Disk
Mode)で,2番以外のIDが選択できない問題の解消。
当然ながら,Mac OS 9ではこのアップデートは不要。
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メモリを増設したい
(1999.6.29作成 /
1999.7.16修正)
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出荷時の64MBメモリはCPUカード下側の,1.5インチスロットに装着されている。メモリは上側の2インチスロットに最大256MBのメモリモジュールを差すことができ,下側を128MBのものと交換することで,最大384MBまで増設できる。
実際の増設手順については開腹作業ページへ。
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ファンクションキーはどうやって使うの
(1999.6.29作成 /
2000.4.23修正)
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初期状態では音量調節・輝度調節などに使われている。
fnキーを押しながらファンクションキーを押すとF1〜F12として機能する。コントロールパネル「キーボード」のオプションの設定で逆にすることも可能。
なお,F1〜F12は標準では何の機能もない。ユーティリティーを使うことでいろいろと機能を割り振ることができる(例:CE
QuicKeys, KeyQuencer)。また,ATOKなど,IMによってはF1〜F12に機能を割り振っているものもあるので,注意が必要だ。
Mac OS
9では,F1〜F6に当たるキーに音量や輝度調節の各機能を割り当て,残りのF7〜F12にはコントロールパネル「キーボード」でホットキーとして各キーを押したときに開く項目を設定することもできるようになった。もちろん,設定によってfnキーを押さなくてもF1〜F12として使うこともできる(その場合は,音量調節や設定したホットキーなどはfnキーを押しながら行うことになる)。
TIL
#58326JC:
音量、輝度、消音を調節する
TIL
#58327JN:
マルチファンクションキーボードを使用する
INDEXへ
リセットの方法
(1999.6.29作成 /
1999.11.10修正)
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電源を切った状態で,背面の外部モニタ出力ポートとモデムのRJ-11ポートの間にあるリセットスイッチ(下図参照)を先の細いものを使って押す。
押した後,5秒以上待つとパワーマネージャーのリセットも完了する。
INDEXへ
Club
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