- PowerBook G3 Series (Bronze keyboard)
(開発コード:Lombard)に関するトラブルの情報をまとめてみました。
USBスピーカからDVD再生時の音が出ない
(2000.11.8作成
/2000.11.18修正)
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Harman
Multimediaの「Sound
Sticks」などのUSBスピーカを接続してもDVD再生時に内蔵スピーカからしか音が出ない。
これは,Lombardにインストールされている「Apple DVD Player
1.3」がUSBスピーカをサポートしていないことが原因。
「Apple DVD Player
2.2」はUSBスピーカをサポートしているが,これはソフトウエアデコーディングを行っている機種にしか対応していないため,Lombardなどのハードウェアでデコードを行っている機種では使用できない。
結論としては「Apple DVD Player
1.3」のバージョンアップがなければ,USBスピーカからDVD再生音を出すことはできないことになる。USBスピーカの購入を検討されているかたはご注意。
TIL #25169JC Apple
DVD Player: 1.3 およびそれ以前のバージョンでは USB
スピーカから音が出ません
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スリープ後に音が出ない
(2000.4.19作成)
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Mac OS 9.0.4
にアップデートした後,スリープから復帰したときに音が出なくなっている場合がある。どうやらMac
OS 9.0.4 の不具合らしい。
対処法として,初期設定フォルダにある「システム初期設定」と「サウンド初期設定」を捨ててから再起動することが報告されている。
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省エネルギー設定が保存されない
(2000.3.1作成)
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コントロールパネル“省エネルギー設定”での設定が再度起動した後に初期値に戻ってしまうことは,Mac
OS
9でマルチユーザ機能を利用している場合に見られるようだ。また,これはMacintosh
マネージャを使っている場合にも起こる。
これらはMacintosh マネージャ
1.2以降にアップデートすることで解決する。TIL#31188,ソフトウェアアップデート
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日付と時刻がリセットされる
(2000.1.31作成)
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日付と時刻設定を記憶するために,PowerBookはバックアップバッテリを利用している。このため電源アダプタとメインバッテリを両方とも外したままスリープやシステム終了の状態にしていると,日付などがリセットされることがある。
このバックアップバッテリはメインバッテリを外した状態で,スリープ時は約4分,システム終了時はおよそ5時間ほど設定を保持できる(ただし,バックアップバッテリが十分に充電されている場合。十分に充電するには,48時間電源アダプタを繋いでおく必要があるらしい)。
そのようなことがないのに,日付がリセットされるときにはパワーマネージャのリセットを行ってみよう。
それでも解決しない場合は,バックアップバッテリの交換が必要かもしれない。
バックアップバッテリ
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スリープ復帰後のUSBプリンタのトラブル
(1999.12.21作成)
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TIL#25083によると,Mac
OS
8.6と9.0においてスリープ復帰後にUSBプリンタで以下のようなトラブルが確認されている。
- プリンタが見つからない旨のエラーメッセージが出る。
- クラッシュまたはハングアップ 。
- タイプ1,3,11のエラーでアプリケーションが終了する。
- セレクタにふたつのプリンタが現れる。
これれはUSB -
パラレルのアダプタをドングルと認識して起こる場合が多いらしい。回避策として,以下の方法が示されている。
- USBをサポートしているプリンタであればUSBケーブルで接続する。
- プリンタを使用するときのみケーブルを接続する。
- スリープ時にケーブルが接続されている場合は再起動する。
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「Apple
DVD Player」が起動しない
(1999.12.17作成)
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Mac OS 9上で「Apple DVD
Player」を起動しても,必要なハードウェアがないために起動できない旨のダイアログが出て終了してしまうことがある。同ダイアログには「Apple
DVD
Player」を再インストールするようにという指示もあるが実際に再インストールしても同様に終了してしまう場合は,コントロールパネル“サウンド”の設定を見直してみよう。
入力の項目,サウンド入力装置の選択を「内蔵」に,入力源を「なし」に設定することで「Apple
DVD Player」が起動できるようになるはずだ。
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ミラーリングでノイズが入る
(1999.11.24作成)
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ミラーリング機能を使用した場合,一部のアプリケーションでスクロール中に表示にノイズが入ることがある。
これはアプリケーション側が,ミラーリングではなく,ふたつのモニタが接続されていると誤って認識することに起因するとのこと。この場合,ピクセルをそれぞれのディスプレイに送ってしまうことで画像がにじみ,それがスクロール時に特に際立って見える。これは該当アプリケーションのデベロッパによる解決を待つしかなさそうだ。TIL#58515
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「Keyspan
USB Serial
Adapter」のトラブル
(1999.10.27作成
/1999.12.12修正)
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Keyspanの「USB
Serial Adapter」のドライバをインストールした場合,コントロールパネル「モデム」の設定をやり直さないと内蔵モデムが機能しない。TIL#25025
このドライバによって追加されたポートが,コントロールパネル「モデム」の設定に適切に反映されないため,誤ったポートが選択されてしまうことが原因。この問題は,コントロールパネル「モデム」で“経由先”を内蔵モデムに選択し直して保存することで解消される。
また,MacFixItに読者から寄せられている情報によると,「Keyspan
28X Twin Serial
Adapter」をつないで起動した場合にスリープからの復帰でクラッシュする症状があるという。起動後につないだ場合は問題ないそうだ。(12/10の記事「Keyspan
Adapter and wake-from-sleep crash」)
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iMousePro,iPoint2ボタンマウスのトラブル
(1999.10.26作成
/1999.10.29修正)
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MacallyのUSBマウス「iMousePro」USBトラックボール「iBallPro」およびADTECHのiPoint2ボタンマウス(AD-IMM2,
AD-IMM2R)2ボタントラックボール(AD-IMTB)を接続している場合に,スリープからの復帰でクラッシュしてしまうというトラブルが報告されている。
(MacFixIt
の8/16付けの記事によると,これは
MacallyのUSBドライバと「省エネルギー設定」とのコンフリクトによるもらしい。)
Macallyから,この問題を解消するドライバソフトウェア「Macally
USB Manager
2.1」が配付された。iPointでも,このドライバを用いることで問題が解消されたという。(Thanx!
> aoking さん,HERO さん)
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VSTバッテリチャージャーでのトラブル
(1999.9.30作成)
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MacFixItの9/28付けの記事に,VSTのPowerBook
G3 (Bronze keyboard) 用バッテリチャージャーで充電できなくなるトラブルが報告されている。VSTからの返事によると,この問題はVSTも認識しており,Appleとの間で原因がつきとめられるまで一時的に使用を中止するようにとのことだ。
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バッテリが認識されない
(1999.9.22作成)
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本体にバッテリが装着されていてもメニューバーに×印のアイコンが表示され,コントロールバーにもバッテリが表示されなくなるのは,バッテリを極度に放電させたことが原因となる。TIL#58449
これを回避するには,以下の対策が必要。
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「Norton
AntiVirus」での障害
(1999.9.10作成
/1999.10.12修正)
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Lombardで「Norton
AntiVirus」を使用した場合,Auto-protectをオンにしていると起動直後にクラッシュしてしまうトラブルが発生するという報告がPowerBook
Zone
にあった。Auto-protectを使用せずに単にスキャンのみで使用する場合には問題はないとのこと。
「Norton AntiVirus
5.0」では,Auto-protectのオンオフにかかわらず,起動時にクラッシュしてしまうという報告があった。機能拡張書類「Norton
AntiVirus
Auto-Protect」の先頭に「?」をつけ,読み込み順を最後に変更することで解消できたとのこと。なお,6.0ではこの問題は発生していないそうだ。(Thanx!
> Kazz さん)
また,MacFixItに読者から寄せられている情報によると,Norton
AntiVirus
6.0のオプションである「CDやDVDをフロッピーディスクと同様に扱う」を有効にした場合,CD-ROMのスキャンを始めるとFinderが終了するという。同オプションを無効にすることで,問題は回避できたとのこと。
(「Norton AntiVirus 6.0
日本語版」で検証してみたが,筆者の環境では上記の2つとも再現しなかった。)
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「システム・プロフィール」でフリーズ
(1999.9.5作成 /
2000.5.3修正)
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「Apple
システム・プロフィール」を開くときや閉じるときにフリーズするのは,なんらかのコンフリクトである場合が多い。一度,「機能拡張マネージャ」で標準のシステムにして問題を切り分けてみよう。それで問題が発生しなければ,サードパーティの機能拡張やコントロールパネルが原因ということができる。
なお,報告が見られたものは以下のとおり。
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「Mac
OS ROM」ファイルが壊れると
(1999.9.3作成)
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「Mac OS ROM」ファイルが壊れると,起動時「Mac OS
8.6」の画面が出て,機能拡張類を読み込み始めたときに爆弾が出る(タイプ11のシステムエラー)。この場合,shiftキーを押下しながの起動は可能。
バックアップなどから,「Mac OS
ROM」をコピーすれば問題は解消する。
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キーボードどおりに入力できない
(1999.8.19作成 /
1999.9.18修正)
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たとえば,“@”や“(”などがキーボードの表記どおりに入力できないのは,いくつか原因が考えられる。
まず,何らかの原因でキーアサインがANSI配列になってしまっている場合。これは,リセットを行うことで解決する(FAQ:リセットの方法
参照)。
つぎに,IMに「ATOK」を使用している場合。「ATOK12」では問題が解消されているが,「ATOK8」「ATOK11」ではそのままでは問題がある。問題解消については,JUSTSYSTEMのwebサイトに説明がある(Mac
OS
8.6上でのジャストシステム製品の動作について・ATOK11のインストールに関する注意事項・「ATOK8
for Macintosh」をMac OS
8上で使用する際の注意点・ダウンロードセンター)
最後に,Multilingual Internet Access
をインストールしてある場合。カスタム削除をすることになるが,その際日本語(Softwere
for the Japanese Language (display
only))も削除しないように注意すること。(それでも解決しない場合は,システムの新規インストールから行うほうが早道かもしれない。FAQ:システムの再インストールの際の注意)
なお,JISキーボードから,USキーボードに換装した場合(あるいは,その逆)はリセットを行わないと,配列がJISのままになる。(開腹作業:キーボード交換
参照)
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「VST
Expansion Bay HD」の問題
(1999.8.16作成 /
1999.9.15修正)
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「VST
Expansion Bay HD
6GB」でファイルコピー時や「ドライブ設定」での初期化のときにフリーズするなどの問題が報告されている。
ファイルコピーのときにフリーズし強制再起動。「Disk First
Aid」で修復(ボリュームヘッダの異常)後,「ドライブ設定」で初期化を試みたところ,フリーズ。その後,強制再起動をかけるとマウントされず,再初期化で認識されたとのこと。(なお,ファイルコピー時のフリーズは,仮想メモリOFF・ディスクキャッシュ最小・shift起動時にも発生。)
内蔵されているドライブを元の富士通製のものから,IBM製のものに変更したところ,上記症状は再現されなかったとのこと。また,取り出した富士通製の6GBドライブを「CitiDISK」や「Formula
Case
2.5」に内蔵したところ,不審な挙動が見られたという。
症状から見ると,富士通のドライブとフォーマッタの相性などの問題かとも思われるが,「VST
Expansion Bay
HD」にはフォーマッタが付属していないので,「ドライブ設定」で問題なく初期化できることが望ましい。
なお,この例は6GBモデルでの現象であり,また,富士通製の2.5"IDE
HDはPowerBookでの実績が少なく,情報も極端に少ないので,一概に全てがそうとは言いきれない。(Thanx!
> ひろ さん)
Amuletの高山さんから,PowerBook
G3
333MHzに内蔵されている富士通製4GBドライブはCitiDISKで問題なく動作しているという報告をいただいた。
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「Mii Zip
100 Drive typeM」でフリーズ
(1999.8.9作成
/1999.10.2修正)
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Lombard に Microtech
の USB接続 Zipドライブ「Mii
Zip 100 Drive
typeM」を接続し,メディアを挿入するとフリーズしてしまう問題が
MacInTouch
に報告されていた(iMacでは問題なく使える)。米Microtech
も問題を認識しており,Appleと修正作業中。
8/12付けの PowerBook
Zone に読者からの解決の報告があった。Mac
OS ROM Update 1.0,USB
Mass Storage Support
1.3.5,ならびに最新のIomegaドライバを使用することで解決する。それでも問題がある場合には,Iomegaドライバの名前の頭にスペースを3つ付加して先に読み込ませたり(ただし,再インストールの際は注意),ハードディスクのドライバが最新の「ドライブ設定」であるかの確認,あるいはサードパーティー製のディスクユーティリティーの機能拡張などが入っていいないかの確認をする。
9/29付けの PowerBook
Zone
によると,改良されたUSBケーブルに交換することで解消するということだ。メーカーに連絡することにで新しいケーブルを入手できる。なお,現在出荷されているものは新しいケーブルが同梱されているらしい。(国内での対応については未詳)
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「Ariston
Podiki Mouse」でフリーズ
(1999.8.9作成)
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Lombard に Ariston
Technologies の USB接続マウス「Ariston Podiki
Mouse」を接続したところ,フリーズするという報告が
PowerBook
Central
にあった。付属のドライバと「省エネルギー設定」などがコンフリクトを起こしているらしい。ドライバを外したところマウスは動作したということだが,細かい設定は出来なくなるようだ。
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DVDソフトが,エラーで観られない
(1999.8.7作成
/2000.1.28修正)
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汚れや傷のついたDVDディスクをマウントして,Apple
DVD
Playerを起動すると「このディスクを再生するのに問題があるため、Apple
DVD Player
は停止しました。ディスクに汚れやキズがついている、もしくはディスクが正しくエンコードされずに製造された可能性があります。」というメッセージが出る。しかし,ディスクの汚れや傷がついていなくても発生することがある。これは,Mac
OS
8.6ではUDF以外で書き込まれたディスクを自動認識できていないので発生するようだ。
そんなときは,PowerBook
DVD Source にも紹介されている ISO Fix
を試してみよう。具体的には,ディスクをマウントするときに,command
+ option + i
を押したままにしておくか,マウントされたディスクを
control + クリックしてコンテクストメニューから「ISO9660
としてマウント」を選ぶ(前者の方が確実性は高いようだ)。
Thomas Tempelmann氏による「DVD
Player
Patch」がこの問題を解消するパッチだ。1.2で日本語版でも使用できるようになった。ダブルクリックして,説明文を読んだあと「Proceed」ボタンを押すことで自動的にパッチが当てられる。パッチは,オリジナルファイルには一切変更を加えず,「Apple
DVD Player」と同じフォルダに新たに「DVD Nav Mgr (Any
FS)」というファイルを作る。元に戻すには,この「DVD Nav
Mgr (Any
FS)」を削除するだけでよい。(当然ながら,このパッチでの動作はAppleが保証するものではない)
なお,このパッチを当てた「Apple DVD Player」をMac OS
9で起動しようとすると,エラーで起動できないという報告があった。「DVD
Nav Mgr (Any
FS)」を削除すれば,問題なく動作するということだ。
Mac OS
9では,UDF以外で書き込まれたディスクも自動認識できるようになったので,上記
ISO Fix やパッチを行う必要はないそうだ。
TIL#25000: Apple
DVD
Player:「ディスクに汚れやキズがついている」のエラーメッセージ
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DVDドライブのふたをあけないと,起動プロセスが終了しない
(1999.8.1作成 /
1999.10.8修正)
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自動でスリープしない
(1999.8.1作成 /
2000.7.15修正)
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コントロールパネル「AppleTalk」の経由先が「赤外線ポート(IrDA)」で,AppleTalk
がオンのときは自動でスリープしない。
Mac OS 9
では,TCP/IPファイル共有中はスリープしない。TIL
#60597JN
また,サウンド入力をしている場合もスリープしない。これには,音声認識のソフトウェアを使用している場合も含まれる。
通信ソフトやFAXソフトを使用しているときは,スリープしないことがある。FAXソフトの場合は,自動受信をしない設定にすると解決する場合が多い。
その他には,サードパーティ製のフォーマッタでハードディスクをフォーマットしている場合に,スリープしないこともある。
なお,AppleTalkをオンにしていると,スリープからの復帰に時間がかかる。
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ヘルプセンターに「PowerBookの使い方」がない
(1999.7.28作成
/1999.12.15修正)
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Finerのヘルプメニューでヘルプセンターを表示させたときに「PowerBook
の使い方」など,機種専用のヘルプが現れないのは,システムを新規インストールしたときに見られる。CD「PowerBook
G3 Series」の「Mac OS
特別付録」フォルダにある「ヘルプ追加分」をインストールすれば,現れるようになる。
なお,Mac OS 8.6
を新規インストールする際は,同フォルダにある「システム追加分」をインストールするのを忘れないこと。
Mac OS 9を新規インストールした場合も「PowerBook
の使い方」は現れないようだ。上記の要領で,追加インストールする必要がある。
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ゴム製の足がとれてしまう
(1999.7.26作成 /
1999.12.1修正)
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底面にある4つのゴム製の足だが,発熱により接着が弱くなり取れてしまうことがある。移動のときは常に気をつけておく必要がある。取れてしまったら,とりあえず両面テープやゴム系の接着剤で応急処置をしておくしかいまのところ対策はなさそうだ。
足そのものを紛失してしまった場合は,アップルのサポートに連絡をとると郵送してくれるようだ。保証期間内に限るので,電話する場合は保証書の準備を忘れずに。
また,3M製の透明な円形のクッションゴムが市販されていて,サイズがピッタリとのこと。厚みが3mmほどあり,机とのすき間が広がるので放熱にも効果的?(この3M製のクッションゴムはArvelからも販売されている。DPS-602。16個入りで560円。)
(筆者のLombardの足が取れたのは,初めてファンが回ったのと同日。)
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RAMディスク・USB機器から起動できない
(1999.7.21作成)
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「PowerBook G3 Series
について」の「起動ディスクデバイスについて」の項によると,RAMディスクや外付けのUSB機器は起動ディスクにできない仕様になっている。(Thanx!
> 菅原
さん)(RAMディスク起動ができなくなったのは影響のある人も多いのではないだろうか。再起動のときにもRAMディスクを保存するようになったが,関係あるようだ。)
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キータッチが悪い
(1999.7.18作成
/1999.9.2修正)
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手前側にある5つのツメがきちんと本体側にあっているかどうかを確認して取りつけるようにしないと,キータッチが悪化する。特に右側(矢印キー側)がうまくはまっていないケースも多いようだ。また,搭載されているハードディスクの厚みによってもキータッチが変わってくる。ハードディスクはキーボード下の右側にある。9.5mm厚の4GB
HDDが搭載されている333MHzモデルは,12.5mm厚の6GB
HDD搭載の400MHzモデルと比較してしっかり感が足りないようだ(特にキーボード右側)。
- Daijin's
Worldで,ごく初期のLombardのHDDの上に装着されていたヒートシンク状のカバーと同様のパーツである「SolidAdjuster」の製作方法がくわしく説明されている。キーボードを下から支えることで右側での沈み込みを防ぎ,キータッチがかなり改善されるそうだ。
また,キータッチ改善ver2として,キーボード・リリースタブの厚みを増す作業についての説明が追加された。着眼点は下記の田中さんの報告と同様だが,タブの上側に貼り付けるようにしている点が異なる。
- 企画室ゆうから,ハードディスクとキーボードの隙間を埋め,同時に効率的に熱を逃がす「シリコンダンサー」というシリコンシートが発売されている。搭載されているハードディスクのメーカーによって,1.5mm,2mm,5mmの3種類がある。
- 身近な材料でできる効果的なキータッチ改善法をお知らせいただいた。右側のキーボード・リリースタブをしっかり固定することで,キータッチの向上を図っている。(Thanx!
> 田中
さん)
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SuperDiskから起動できない
(1999.7.15作成)
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拡張ベイ,外付けを問わず,SuperDiskからの起動はできないようだ。これは,SuperDiskの仕様とのこと。目的に応じて使い分けよう。
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バッテリが熱くなりすぎると,充電できない
(1999.7.12作成 /
1999.8.24修正)
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背面のカバーの中にあるキーボードを取り外せないようにするためのネジを締めつけすぎると,バッテリが充電されなくなるという報告があったが,その後これはどうやら,ネジの締めつけよりも,バッテリの熱によるものであるらしいとの報告があった。(Thanx!
> 菅野 さん)
強制スリープになるまでバッテリを使い切り,本体も充分熱くなっているときに充電できない状態が再現され,バッテリを冷却することで,充電が可能になったとのこと。なお,強制スリープまで使い切らず,バッテリ残量がある場合は,充電可能だそうだ。
(関連項目:バッテリが認識されない,FAQ
バッテリを上手に使う)
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熱による底面の異常(400MHz)
(1999.7.9作成 /
2000.1.29修正)
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O'Grady's
PowerPageに400MHz版のゴム製の足が熱のために溶けてしまったという報告があった。また,同じく熱の影響と思われるが,底面に内部モールドの格子状の模様が浮き出てしまったという話しも聞いたことがある。クッションや布団などの熱をこもらせてしまうものの上で使用するのは避けておいたほうが無難だ。
積極的に冷却するにはインタークーラー(USB接続のLombard対応製品「GTB」)や静冷台(Lombard対応「'99静冷台
for PowerBook G3」「静冷台 model 2k」),HORNETSなどの製品がある。
(関連項目:熱くなるが大丈夫か)
TIL#30612: PowerBook
G3 Series:動作温度
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コールドスタートでフリーズ
(1999.7.3作成 /
1999.11.22修正)
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[Mac OS 8.6(J) + Mac OS ROM
1.6]および[Mac OS
9(J)]において,コールドスタート時に,「type 11
Error」が出て起動できない,という状況が報告されている。この場合,Open
Transport関係をはずすと起動できるという。また,再起動では問題はないようだ。
この問題に関して,症状が出ている状態で終了し,背面のリセットスイッチでリセットを行うことで解決したそうだ。(Thanx!
> ひろ さん)
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USB機器を繋いだままスリープすると弊害がある
(1999.6.29作成 /
1999.9.7修正)
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Lombardが対応している USB Manager 1.2
は,USB機器を接続したままスリープすると,復帰後にUSB機器を認識しない。これは,USB
Managerが将来バージョンアップすることで解決すると思われる。
また,LombardではUSB Manager
1.2対応のUSBドライバの使用が必須条件である。もし,スリープ時にフリーズする場合は,そのUSB機器のマウスのドライバが1.2に対応していないと考えられる。
いずれにしても,今のところ,USB機器はスリープ前に取り外しておかなければならない。
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液晶にキーボードのあとがついている
(1999.6.29作成 /
2000.10.14修正)
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使用中には気にならない程度。電源を切って注意して見ると,多少わかるようだ。まず,アップルのTec
Info Library #58405
を参考にして,ディスプレイケーブル上のフェライトビードの位置を確認しよう。この位置がずれていると,キーボードが反ってしまい,液晶に当たる。
ただ,正常に取りつけられている場合でも,あとがつくという報告もある。液晶保護フィルムなどを貼っておくこともひとつの解決策。Arvel製のものは両面テープなどを使わずに自己吸着力で貼るタイプなので,目立たずに使用できる。
また,id
east end社からシリコン製の液晶保護シート「Bookmark
4」が発売されている。これは,液晶を閉じるときにしおりのように本体との間にはさんで用いる。
TIL#24961: ディスプレイ表面にキーボードの跡が残る
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液晶の明るさや濃さが均一でない
(1999.6.29作成)
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液晶はその構造上,斜めから見ると暗くなったりする。14インチの大画面液晶を近くで見ると,中心部と上下左右の隅では入射角が大きく異なり,隅のほうは斜めから見たのと同じ状態で少し暗く見える(図解参照)。
また,バックライトの位置の関係で,下側が薄く見えるようだ。
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液晶にドット落ちがある
(1999.6.29作成 /
2000.1.23修正)
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これは,Lombardに限ったことではないが,TFT液晶の宿命といえる。ひとつひとつのドットに対して制御するため,莫大な集積回路になっているTFT液晶は,完全なものだけを出荷するようになると,液晶だけで数十万円になってしまう。
アップルでは10以上のドット落ちか5mm以内に複数のドット落ちがある場合に保証交換になるときく。ただし,ドット落ちの全くない液晶に交換されるという保証はない。
アップルTIL#22194「アクティブマトリクスLCDパネルのピクセルの異常について」も参照。
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高周波の耳ざわりな音がする
(1999.6.29作成 /
1999.10.4修正)
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多少の高周波音は問題ないが,個体によってはオフィス内でも何メートルか先からも聞こえるほどの音がするものがある。こういった場合は,明らかに不良と判断できる。
これは,液晶の輝度の調節で軽減されることから予想されていたように,液晶ディスプレイのインバータを交換することで完治したという報告があった。また,コントロールパネル「省エネルギー設定」でプロセッササイクリングをオンにしたり,コントロールパネル「モニタ
&
サウンド」のシステムサウンドのサウンド入力を「なし」にすることで軽減したという報告もある。
インバータ(映像提供/bakaちんさん)
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日本語入力時に,意図しないところで確定してしまう
(1999.6.29作成 /
2000.1.17修正)
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トラックパッドがタップ可能になっていると,特にJISキーボードは左寄りになっているため右親指のつけ根あたりが微妙にトラックパッドに触れてクリックした状態になり,日本語入力が確定されてしまうことがある。
この問題に対処するためのシェアウェアに「TapGuard」がある。この機能拡張書類をインストールすると,キーイン後1/6秒間マウスやトラックパッドからのクリックを受けつけないようになる。$5のシェアウェア。
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SCSIディスクモードのIDが2番から変更できない
(1999.6.29作成 /
2000.6.9修正)
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コントロールパネル「PowerBook SCSI
セットアップ」で変更しても反映されないのは,仕様としている。TIL#58332(J),
TIL#58345(J)
システムCDにある「システム追加分(TIL#58352(J))」フォルダ内のMac
OS
ROMファイルをシステムフォルダにコピーすることで正常に動作する。TIL#58406(J)
なお,Mac
OS ROM Update 1.0
をかけることでも変更できるようになる。
Mac OS 9 では,この問題は解消されている。TIL#31136(J)
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CitiDISKなどのPCカード経由のストレージから起動できない
(1999.6.29作成 /
2000.1.23修正)
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NewWorldアーキテクチャ(ROM in
RAM)による副作用?
PowerBook G3 Series CD にある「PowerBook G3 Series
について」
の「起動ディスクデバイスについて」の項に,「正しくない起動ディスクの例として、PC
カードデバイスや、RAM
ディスクなどがあげられます。これらのアイコンは、“起動ディスク”コントロールパネルにあらわれるものもありますが、起動ボリュームにすることはできません。」と記載されている(Thanx!
> 菅原 さん)。
参考記事:アップルTIL#58342「NewWorld
ROMについて」
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材質が,先代Wallstreetのグラスファイバー+ポリカーボネートからポリカーボネートのみに変更になったため,軽量化した反面,傷がつきやすい。腕時計など,注意しよう。アップルからサービスプロバイダ向けに,傷や指紋がつきやすいので作業時には手袋を付けるようにという通達があったという話もある。
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外づけのUSBキーボードから起動しない
(1999.6.29作成)
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ハブを介している場合は,直結することで解決する。コンピュータからの信号がないと,ハブが起動しないため。
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高速プロセッサと発熱は切っても切れない関係がある。Motorolaの資料によると,PowerPC
750 (G3)
は摂氏105度までは動作可能で,98度までは何の心配もないという。
なお,内蔵ファンは80度台なかばで動作するようだ。
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トラックパッドボタンを強く押さないとクリックできない・トラックパッドボタンが熱い
(1999.6.29作成 /
1999.9.12修正)
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いずれの問題も,トラックパッドボタン(クリックボタン)のスイッチ部が従来と異なり,パワーサプライのボード上に直付けされていることに起因するようだ。従来はクリックボタンの下にトップケースから梁を渡してそこにスイッチがついていたが,Lombardのクリックボタンの下には何もない。組み上げた時に,パワーサプライ上のスイッチとトラックパッドボタンが組み合わさることで,クリックできるようになっている。
軽量化とコストダウンのためと思われるが,そのため,ケースのアライメントにより,クリックやドラッグがうまくいかないなど,固体差が大きく出てしまう結果になっている。
また,パワーサプライの熱が直接トラックパッドボタンに伝わるので,とくに充電時などに熱さを感じることがある。
アライメント不良によるクリックできない点については,調整,あるいはトップケースおよびパワーサプライボードの交換で解消されると思われる。また,熱についても尋常でない場合は,パワーサプライに何らかの異常があるかもしれない。いずれの場合も,近くのサービスプロバイダーなどで相談しよう。修理の予約をして,パーツが入るまではトラックパッドでタップするか外付けマウスなどで対処しておくと,手許を離れている時間が最小限ですむ。
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パワーサプライ(○印はクリックスイッチ)
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- トップケース裏(ボタンの裏には何もない)
(映像提供/bakaちんさん)
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Club
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