PowerBook G4 Web

PowerBook G4 コラム

PowerBook G4に関する個人的な使用感などを綴ってみました。
ご意見ご感想などは,会議室までお気軽に。

コラム

INDEX

項目
USB AirH" (AH-F401U) 2002.11.22
一日天下とその後 2002.11.14
私も連れてって 2002.7.15
リストレスト Tack Foam 2002.6.11

PowerBook G4 (DVI)

2002.5.22

次期Mac OS X "Jaguar"

2002.5.10

iPod

2001.11.26

AirH"

2001.9.27

Bookmark 4G4

2001.6.26

iPower

2001.6.15

iBookとサブノート

2001.6.1

Visor Edge

2001.5.22

HDD交換

2001.5.17

PowerBook G4 第一印象

2001.5.15

PowerBook G4 Webについて

2001.5.7

USB AirH" (AH-F401U) (2002.11.22)

今までAirH"端末として初代のPCカード,SIIの「MC-P300」を使用していました。これをMac OS Xで使うには,当初はサン電子の「Slipper X」を利用するしかありませんでした。Mac OS X 10.1.5になってPCカードモデム系のサポートがされたのですが,まだまだ不安定で正式にPCカードモデムを抜く方法も用意されていない状態でした。そしてMac OS X 10.2でメニューバーからPCカードの電源を切ることができるようになりました。しかし,それもまだまだ不安定で,わたしの環境ではPCカードモデムの電源を切るとおよそ2回に1回の割合でカーネルパニックを起こしていました。

そんなわけで,富士通から発売になった初のUSB接続タイプのAirH"端末「AH-F401U」がMac OS Xに対応したのを機に,すぐさま機種変更しました。これで通信後,気にせずに抜くことができます。また,iBookやデスクトップ機への流用も簡単です。128kデータ通信にも対応していますので,128kのプランへの変更も視野に入ってきました。

さて,USBタイプの利点として,PowerBookに直接差す以外でも使える点があります。PHSの電波の入りが微妙なところでは,PCカードタイプではPowerBookを持っていろいろ方向を変えて電波状況のいいところを探す必要があったりします。これがUSBタイプだと延長ケーブルさえあれば,PHSの位置をある程度自由に変更できて電波状態のいいところに持っていけるといった利点があります。
電波状況のいいところと言えば窓際になることが多いと思いますが,簡単に窓に取り付けられるようにちょっと工夫をしてみました。携帯性を考えて『PowerBook - 極細USBケーブル(2m) - USB延長アダプタ - AH-F401U』という構成になりました。(USB延長ケーブルには極細タイプのケーブルがなかったのです。また,面白い商品にJUSTYの「巻き取り式USBケーブル」「巻き取り式USB延長ケーブル」がありますが,いずれも長さが70cmだったので,今回は見送りました。)

ポイントはUSB延長アダプタ(ArvelのAU2-EAGR)に6mmφほどの穴をあけて,そこに25mmφの吸盤を取り付けたことです(写真右)。
これにAH-F401UとUSBケーブルを接続して,ケーブルのもう一端はPowerBookに差します。吸盤を窓に貼りつければ,かなりよい電波状況で通信できます。これは部屋の中だけでなく,車内などでも有効に使えます。

窓に貼りつけてみたのが左の写真です。極細USBケーブルもApple ProMouseのケーブル程度の細さなので,携帯性も悪くありません。
たしかにPCカードに比較すると多少かさばるところもありますが,こういった利点を生かしていくことによって,そこは補って余りあるのではないかと思っています。

一日天下とその後 (2002.11.14)

新しいPowerBook G4が発売になりましたね(上位機種は月末出荷)。
それを尻目に,うちのPowerBook G4 (DVI/800MHz) をパワーアップいたしました。

まずは512MBメモリがついに1万円を割ったので2枚ほど購入。夢のメモリ1Gにしました。
複数のアプリケーションを立ち上げているときに反応が違ってきますね。アプリケーションの切り替えも早い。おかげで立ち上げっぱなしにしているアプリケーションが増えました^_^;
そして,発売になったばかりの東芝の60GB HDDを11/8に搭載。これは5400rpmで16MBのバッファを持つタイプです。今まではIBMの48GBで,これも5400rpmのモデルでしたが,バッファ容量の増加 (8倍) と1プラッタあたり30GBという高密度さ (約2倍) による高速化を期待しての交換です。
さて実際に交換してみて,体感的にずいぶん違いました。また,48GBのは回転による振動がわずかにありましたが,今回はそれもなく,ひじょうに静かです。
メモリ増設とHDD交換でずいぶん快適になるものです。

さぁ,これで最強のスペックを持つPowerBookになりました。しかし,それも11/8だけ。
翌11/9からはさらに速いPowerBookがすでに売り出されているんですね……
1日だけの最強PowerBookでした。

しかし,頭の中で「この増設したメモリや交換したHDDって,新しいPowerBookでも使えるよー」という囁きがしたであろうことは,賢明な読者諸氏の想像に難くないことと思われます^_^;
今度のPowerBook G4 1GHzのHDDは60GBなのですが,回転数は4200rpmのものなんですよね。同容量ですが,5400rpmのものに替えれば体感速度はアップするはずです。

そんな悪魔の囁きに耐えながら1週間ほど経ったある日のことです。
なんと今使っているDVIモデルのUSキーボードが今度のPowerBook G4でも使えるという情報が入ってきました(これは実機が届いて検証が済みましたら,FAQのほうにもアップしたいと思っています)。決定打です。いけません。
そしてついに昨日予約してしまいました。もちろん1GHz SuperDrive。あぁすっきり。
最強PowerBookリベンジでございます(そんな理由でいいのかっ!)

私も連れてって (2002.7.15)

PowerBookの冷却台として自宅ではid east endの「静冷台 4G4」を使っているのですが,冷却効果と傾斜によるタイピングのしやすさに満足しています(そういえば,昔のPowerBookは後ろ側に足がついていて,傾斜させて使うことができましたね)。
この状態を外出先でも実現したいと思い,crea-style.comの「私も連れてって」を購入しました。限定色のホワイトの在庫が最後の1台だったのも購入に踏み切らせる大きな要因でした。
「私も連れてって」は名前のとおり外に持ち出して使うために最適化された冷却台兼傾斜台です。最大の特長は運搬時にPowerBookを入れてしまうことで,弱いと言われているPowerBook G4の液晶部分を保護できるところです。PowerBook G4専用ですので,写真のようにぴったりとはまります。さらに本体は左右5mmほどPowerBook G4よりも狭くなっていますので,そのままインナーケースに入れることもできました(Mobile-bag.comのオリジナルインナーケースを使っています)。また,このままの状態で電源プラグを差せたり,バッテリのインジケータの確認ができたりと,かなり考えられた作りをしています。内側はクッション素材を貼ってあるので,PowerBookを傷つけることはありません。
さて,実際にPowerBookを上にのせて使ってみると,机や静冷台に置いたときより安定感は若干劣りますが,実用には差し支えない強度です。軽さと強度のバランスがうまく取れていると思います。冷却効果については,内側に緩衝材を貼ってあることから,そこが放熱を妨げるのではないかと危惧していたのですが,空調の効いた室内で使用した限りではファンも回ることなく,なかなかの冷却効果を実感することができました。
また,のせた状態での移動も,サイドから手を入れればPowerBookと一緒に持ち上げられますので,気軽に行えます。
細かい部分の仕上げがもう少しといったところも見られますが,冷却&傾斜に加えて液晶保護もでき,さらに携帯性も考慮に入れられたこの製品のコストパフォーマンスはかなり高いと言えるでしょう。

リストレスト TackFoam (2002.6.11)

以前からリストレストに興味はあったのですが,どうも本体に粘着性のあるものを貼るのに抵抗があったので見送っていました。そんな中,自己吸着性をもったリストレストが発売になりました。これなら好きなときにはがすことも,また貼りなおすこともできます。マイクロソリューションの「Tack Foam (White/Black)」です。

本体を取り出してみてまず驚いたのが,その薄さとしなやかさです。パッケージに「食べ物等と間違えないでください」と書かれてあるとおり,まるで餃子か雲呑の皮のようです(笑)
そのしなやかさが故に,貼付けにはちょっと苦労します。一辺を位置決めして,そっと置くように貼付けるとうまくいくようです。はがしてもまたすぐに貼りなおせますので,何回か試すうちにコツもつかめるでしょう。PowerBook G4の場合は,手前をチタン部分とフレーム部分の境目に合わせるとちょうどいい感じです。
さて,実際に使用してみると,最初のうちは表面の吸い付き感(表面にも若干吸着性があるようです)が気になるものの,使用していくうちにそれは少なくなっていきます。粘着材を使用しているわけではないので,手に何かが残るということはありません。0.5mmの薄さですが,クッション性や断熱性もあり,ずいぶん快適です。パームレスト部の熱を感じにくくなった分,キーボードの熱がちょっと気になってくるほどです。ただ,これからの季節にはもうすこし表面がさらっとしているほうがいいかもしれません。また,表面にも吸着性があるので埃などの汚れもつきやすいのですが,汚れた場合ははがして丸洗いもできます。

あと,ひとつだけ気になったところがあります。
商品品質とは直接関係はないのですが,パッケージの説明だけでは貼り方や洗い方に迷ってしまうところがります。webの商品ページには,3行ですが十分な説明があります。すべての人がwebを参照できるわけではないですから,その説明をパッケージに追加するだけで,不安なく貼付けや丸洗いをすることができるのではないでしょうか。

脱着可能で丸洗いもできる点は他の製品に比べて大きな利点です。今後,色や表面素材などでいろいろバリエーションが出てくると面白いですね。

PowerBook G4 (DVI) (2002.5.22)

PowerBook G4 (DVI) が届いて,先週末はセットアップにかかりきりでした。

800MHzのクロックスピードと1MBの3次キャッシュのおかげで,Mac OS Xもずいぶんきびきびした動きになっています。また,画像処理などもさすがに速いです。iTunesのエンコードも10倍を超えたりします。
しかし,速度ももちろんなのですが,買い替えに踏み切った一番のポイントは解像度のアップだったのです。スクリーンのサイズ自体は従来と同じ15.2インチなのですが,表示されるピクセル数は1280x854になっています。わたしが最初に買ったPowerBook (5300c) の表示領域は640x480でした。これと比較すると,幅にして2倍,高さは約1.8倍ですから,広さはなんと3.6倍。もう元には戻れません(笑)。
この解像度はMac OS Xだとちょうどいい感じですね。ただ,逆にいうとMac OS Xで見るとあまり広くなった感じがしないということでもあります。Mac OS 9で起動してみると,その広さが実感できます(メニューバーが細い!)。とはいえ,アドビのソフトをはじめとするパレットを多用するソフトでは,この従来比+23%の作業領域はじわじわと効いてきます。もうちょっと広ければと思うことが格段に少なくなりました。かなり快適です。

PowerBook G4も3代めになってずいぶん熟成が進んで,今までの問題点を確実につぶしてきています。発熱も増えてはいるようですが,逃がし方がうまく,使用中に(ひざに乗せているのでなければ)不快感を覚えることはありません。キーボードの奥側はかなり熱くなってはいますが,キーボードを叩く指先やパームレスト付近で不快な熱さを感じることはないです。また,800MHzモデルではファンも2つついていて,まず1つめはかなり静かに回ります。それでも冷却が追い付かないときにはじめて2つめのファンが回りはじめるそうですが,まだ回ったことはありません。1つめのファンですら,まだ1回しか回ってなかったりします(もしかして,静かすぎて気付かないだけかもしれませんが)。
AirMacの感度も確実に改善されています。スピーカーの音質も向上していますし,キーボードのタッチも良くなっています。コンボドライブの吸い込みと吐き出しの激しさには驚きましたけど(笑)
ハードディスクを交換する程度のばらしはしましたが,ハードディスクも交換しやすくなったり,裏蓋も多少は嵌めやすくなったり,細かい部分の改善も見られます。

さて,次にモデルチェンジするときは1GHzでしょうか。G5がまだPowerMacにさえ載っていない現状では,もう1回くらいマイナーアップグレードがあってもよさそうですね。

次期Mac OS X "Jaguar" (2002.5.10)

先日のWWDCの基調講演で,次期Mac OS X である"Jaguar"がお披露目されました。みなさんもいろいろな媒体でその概要をご覧になっていることと思います。

ところで,この基調講演を受けて,近い将来Mac OS 9がプリインストールされなくなるかもしれないという話がありますが,それはおそらく誤解だと思われます。WWDCはデベロッパのためのカンファレンスですから,「Mac OS 9の死」とはデベロッパ向けの話です。分かりやすく言えば,これからの開発はOS X向けに全力を傾けてほしいというメッセージです。実際にJobs氏も「我々の顧客の間ではOS 9は決して死んではいないが,開発者にとってのOS 9はすでにない。」と言っています(PC Watchのレポートより)。まだまだユーザーにとってはOS 9は必要ですから,そんなに早急に消えてしまうことはないでしょう。
誤解といえば,次期OS Xの"Jaguar"のQuartz Extremeもそんな感じです。Quartz Extremeの動作にはビデオカードがNVIDIAのGeForce2MX/GeForce3/GeForce4 Ti/GeForce4/GeForce4MXまたはATIのAGP Radeonで,32MBのVRAMが推奨なのですが,いつの間にか話がねじれて「それ以外の機種では"Jaguar"自体が使えず,切り捨てられている。」という話になってしまっているところがあります。たしかにそれ以外の機種ではQuartz Extremeの恩恵が少ない(または,ない)かもしれませんが,OS Xがまったく使えなくなるということではないわけで,そう杞憂することはないでしょう。むしろ,他の部分のブラッシュアップで,今までよりも速くなっているという話さえあります(2002.5.13追記:海外の情報によると,iBookなどのG3機種の方が速度向上が顕著だそうです)。上位機種を持っている人にはそれだけの恩恵がありますよということに過ぎないのではないでしょうか。

とはいえ,これだけいろいろな話が飛び交うのも,多くの人たちの次期Mac OS Xに寄せる期待の大きさを物語っていると言えます。
次期Mac OS Xではネットブートも実現されますが,これは学校などで一斉にMacを使うときに役に立ちます。アメリカで新学年の始まる9月までリリースされれば一番いいタイミングになりますから,ぜひそれまでに間に合わせてほしいですね。

iPod (2001.11.26)

買っちゃいました,iPod。
発表のときには,それまでの期待が大きかったこともあって,あまり欲しいとも思わなかったiPodですが,だんだん内容を知るにつれ猛烈に欲しくなっていきました。
その魅力は,たったこれだけの大きさの中に,自分の音楽ライブラリを全部入れて持ち歩けることに尽きます。外出時に持ち出すディスクの選択やそのディスクの束,入れ換えのわずらわしさに悩まされることなく,好きな曲が好きなときに聴けるという自由さ。そしてそれを驚くほど簡単に実現させてしまうスマートさ。考えれば考えるほどよくできた製品です。
今までも別のMP3プレイヤーを使っていたのですが,それはiTunes対応とはいえ,32MBの容量しかなく,曲の入れ換えが面倒なのでほとんど使っていませんでした。その点,iPodはFireWireケーブルで繋ぐだけで,いつも使っているiTunesに入っている曲を全部入れてくれます。ほんとに繋ぐだけ。iTunesが立ち上がって勝手にシンクロしてくれちゃいます。知識としては知っていましたが,さすがに最初に繋いだときは感動モノでした。そして読み込みの早いこと。自分のライブラリの500曲あまりがほんの数分で転送されていきました。これがもし従来のUSBだったらと思うと,ライブラリを全部転送するなんて,考えただけでも気が遠くなります。充電も何もかもFireWireケーブル1本で済むのも便利。
他にもホイールの操作感が楽しいとか,感覚に訴えてくる部分もしっかり作り込まれています。数字に現れないところへのこだわりもさすがといえますね。

そんなiPodですが,ひとつだけ難点が。それはステンレス部分に指紋が付きやすいところです。付きやすいどころじゃなくて,付きやすすぎです。キズも付きやすそうですね。あまり気にしないほうがいいとは思いますが,携帯用にケースを買ってみました。写真にあるAppleのソフトケース。実際に店頭でiPodを入れさせてもらって,大きさを確認したところ,まるであつらえたかのようにぴったり。適度に余裕があって,特に上方向はイヤホンのプラグを差しても邪魔にならないくらいの余裕があります。装着したままでは操作はできませんが,その点はAppleマークに免じて(笑)

と,PowerBookとはほとんど関係ありませんが,嬉しくてつい書いちゃいました。なんだか,久しぶりにウキウキした買い物でした。

AirH" (2001.9.27)

DDIポケットの提供しているPHSによるインターネット接続サービス「AirH"」。全国版としては初めて常時接続にも対応したPHSサービスです。発表されたときからずっと注目していたのですが,その常時接続のサービス開始日である8/29に,さっそくゲットしました。それから1ヶ月ほど使用しています。
自宅のネット環境はCATVなのですが,けっこう外出先で繋ぐことも多く,それまでもDoCoMoのPHSを使っていました。接続料金もだいたい月に5〜6千円くらいになり,AirH"が4,930円/月(年間契約)でつなぎ放題というのはそれはもう魅力的でした。
速度は32kbpsで今となってはずいぶん遅いほうですが,なんといってもつなぎ放題ということで,心豊かなこと(笑)。ちょっとくらい読み込みが遅くても余裕です(近いうちに128kpbsにも対応するそうです)。さらに自宅では5分おきでメールチェックしているのを,外出先でもできるようになったのはひじょうに助かります。
先日出張で私鉄の特急に乗る機会があったのですが,その中でネット接続してみました。やはり移動中は速度低下がはげしいらしくWebブラウズはかなりつらい状況でしたが,メールチェック程度ならほぼ問題なく使用できました。しかし,接続状態をずっと維持できていたのはおどろきです。
モバイル運用では,接続前にいちいちプロバイダのアクセスポイントを調べて入力しなおすという作業をしなければならないことが多いのですが,これが思いのほか面倒です。その点,AirH"はプロバイダへの接続先が全国同一番号なので,行き先によって電話番号を変える必要がなくなり,たいへん楽です。つい変更し忘れて長距離通話をしてしまう心配もなくなりました。
楽になった点がもうひとつ。PCカードタイプのPHSなので,充電がいらないところです。電池切れの心配をしなくてよくなったのもさることながら,出張や旅行にACアダプタを持っていく必要がなくなったのも高ポイントです。
おまけにPHS接続のためだけに契約していたプロバイダも解約して,経済的にも助かってます。

Bookmark 4G4 (2001.6.26)

アイディ・イーストエンドからPowerBook G4に対応したシリコーン製液晶保護シート「Bookmark 4G4」が発売されたので,さっそく買ってみました。これは,トラブルシュートでも触れていますが,液晶にキーボードのあとがついてしまう問題を解消するために作られたものです。
従来の「Bookmark 4」も使用していたので,比較のため並べてみました。画像を見ていただいて分かるでしょうか。手前の白文字のほうが新製品のBookmark 4G4です。ずいぶん薄くなっている印象です。実際には厚さは1.0mmから0.65mmへと35%薄くなっています。これは本体を閉じた状態でのキーボードと液晶のクリアランスが今までより小さくなったことで,従来の1mm厚のものだとヒンジ部にストレスがかかる可能性があるためです。
他の違いとして,縦横とも10mmずつ大きくなっています。また,四隅のRが大きく取られいます。
製品のページでは「副次的メリットとして短時間使用時にはBookmark 4G4 を置いたままでその上からキーを押す事、また、トラックパッド側にずらした状態ではBookmark 4G4 の上からトラックパッドの操作が可能となっています。」とありますが,書いてあるとおり短時間使用時,あるいは緊急時にとりあえずそういう使い方もできる,といった感じです。
薄くなってちょっと弱そうな印象ですが,液晶はちゃんと守ってくれそうです。

iPower (2001.6.15)

マイクロソリューションから小型ACアダプタ「iPower」が届きました。キャンペーン価格だったものをオンラインで購入したものです。
小型ACアダプタはFAQ & TIPSでも紹介しているように数社から販売,または販売のアナウンスがされています。大きさ・軽さで言うとMadsonlineのものがもっとも小型軽量のようで,わたしも(旧タイプを)ずっと愛用していました。今回はPowerBook側のプラグ形状が変更になったので,買い替えたというわけです。
iPowerはMadsonlineのものに比べると約40gほど重くなっています。その代わりというわけではないですが,ACプラグが本体に直接付いているため,AC側のケーブルが不要になっています。これは持ち運びの際の荷物が減ることになりますし,何よりACケーブルを忘れる心配がなくなります(笑)。さらに携帯時にはプラグ部分を(携帯電話のACアダプタのように)たたむことができ,本体のまわりケーブルを巻きつけられるので,とてもコンパクトになります(写真参照)。これはなかなか魅力的です。ただし,その代償としてケーブル全体の長さが短くなるため,AC電源が遠くにある場合などにはちょっと不便かもしれません。
また,電源は240Vまで対応しているので海外でも対応できます。これはその人それぞれのニーズがありますが,ACアダプタの購入時にはこういう部分のチェックもしておくといいでしょう。

iBookとサブノート (2001.6.1)

新しいiBookが発表されてほぼ1ヶ月が経とうとしています。出荷のほうも順調で,すでに多くの方のもとに届けられているようです。
さて,新しいiBookというと小さく,そして軽くなったことに対しての評価が高いようです。サブノートを熱望していた人の中にも,望んでいたものに近いものが出て喜んでいる人も多いのではないでしょうか。
思い起こすと,初代iBookが出るときもまた今回もサブノートがでるという噂はどこからともなく流れてきました。そして,勝手な想像を膨らませて,出ないとなると「またAppleに裏切られた」と不思議なことを言い出す人も多くいました(笑)。いや,多くはないですね。インターネットの世界ではサブノートを求める人の声は大きいので錯覚しがちですが,実際はそう多いわけでもないでしょう。

ところで,よく考えてみればサブノートがiBookという名で登場する可能性というのはほとんどないと思われます。Appleの製品マトリックスを見ればわかりますが,iBookはコンシューマーポータブル,つまり(プロでない)一般消費者のための可搬性マシンです。かつてAppleが出していたサブノートであるPowerBook Duoは初心者は手を出してはいけないもの,ある程度のエキスパートになってからでないと飼い馴らすのは難しいとされていました。サブノートというのは一回トラブルを起こすとそれを解決するのがなかなか難しいものです。オールインワンのノートであれば,CDからの起動も楽です。これができれば,問題の切り分けもずいぶん進むでしょう。ときおりWindowsの購入相談を受けることもありますが(苦笑),初心者には(特にWindowsならなおさら)サブノートは薦められません。2台目以降であるならいいかもしれませんけれど。複数台のMacを持つということは,すでにそれだけで普通の消費者じゃありません(笑)
サブノートはコンシューマー向けではないというこの1点で,サブノートがiBookという名前で登場する可能性は極めて低いでしょう。もし出るとすれば,まだ空欄の6つめのセグメントのところでしょうか?

iBookが出たときの評価でひとつ気になるのが,このマシンは「ユーザーの声に応えた」と言われている点です。ユーザーの声を聞くことはもちろん大切なことです。しかし,それ以上に大切なのはAppleが独自の哲学に基づいて「コンピュータとはこういうものだ」というものを作り出すことを忘れないでいるかということです。日本車をダメにしたのはほかならぬユーザーだという説もありますが,これは一面事実でしょう。ユーザーの要望に応えようとしているうちに(つまり,売れるようにしようとユーザーを後追いしているうちに),自分がどちらを向いているのかわからなくなってしまうというわけです。これは必要以上にユーザーの声を気にしすぎるメーカーが陥りやすい罠です。ユーザーの声を無視してはいけませんが,自分の哲学を忘れないでいてほしいものです。未来を見せてくれるのもAppleの魅力のひとつなのですから。

なんだかとりとめない話になりましたが,新しいiBookは売れるでしょうね。いや,売れて貰わなければ困ります。プロ向けよりコンシューマー向けのほうが売れいていなかった今までの状況は異常です。プロよりもコンシューマーのほうが何倍もいるわけですから,PowerBookより何倍も売れていなければおかしいのです。もちろんわたくしの周囲でも買った人は多いです。

え?もしサブノートが出ても買わないのかって?いや,きっと買うでしょう(笑)

Visor Edge (2001.5.22)

Mac使いの人々はPDAにPalm OS搭載機を選んでいる人が多いのではないでしょうか?Palm OSのシンプルさは古き良きMacを思い起こさせます。それもそのはずで,Palm Computing社を設立したジェフ・ホーキンズとドナ・ダビンスキーは,かつてはApple Computerにいたのです。Palm機のMacとの親和性の高さも,そういった歴史的背景がなせるものなのでしょう。
わたくしもご多聞にもれず,昨年からPalmデバイスを愛用しています。最初に購入したのが(Palm Computingを退社したジェフ・ホーキンズが設立した)Handspring社のVisor Deluxe。なんといってもそのトランスルーセントなデザインで購入を決定しました(笑)
そんなわたくしが,PowerBook G4を所有したらとるべき道はただひとつ!そう,賢明な読者諸氏ならおわかりのように,Visor Edgeの購入です。もちろん買いました(笑)
どう考えてもPowerBook G4と一緒に使ってくださいというデザインです。たしかにチタニウムでなくアルミニウムの質感ではありますが,PowerBook G4にこれほどまでに似合うPDAは他にはないでしょう。実際,AppleチェコはPowerBook G4とVisor Edgeのバンドルキャンペーンまでしています。

所有する喜びを満たしてくれるモノというのはなかなかありませんが,PowerBookにしろ,Visorにしろそういった何かを内にもっていますね。持っているだけでわくわくしちゃうような。
そうなんです,Visor Edge。持ってはいますが,ばりばりに活用しているというわけではなかったりします,はい(笑)

HDD交換 (2001.5.17)

PowerBook G4が届いたその日に,今まで使っていたPowerBook G3に内蔵していた32GBのハードディスクと交換しました。
交換の方法についてはマニュアルに図解されています。しかし,この説明だけではなかなかに苦労しました。まずはHDDを取りつける際,右側のゴム製のストッパーをうまくはめるのが難しい。これはのちに山本先生のMedical Macintoshで知ったのですが,テープで仮どめしてからドライブをはめ込む方法が効果的です。そして,最大の難関は裏ぶたの取りつけです。かなりうまくはめ込まないとしっかり閉まりません。とくにDVDドライブの下側の細い部分にツメがあるので,注意してはめないとこの部分を折ってしまいかねません。慎重になおかつ力を入れながらはめる必要があります。これは今までのPowerBookのように気軽に分解できませんね(笑)
ところが,苦労して交換したHDDをもう一度交換することになりました。
IBMの48GB流体軸受けHDDが市場に出まわってきたのをつい購入してしまったのです。ちょうどMac OS X用のパーティションを切り直そうと思っていたのも購入の恰好の言い訳でした(笑)
さらに,今までの32GBを友人に譲ることになり,その交換もすることに。今回はテープでの仮どめでストッパーは実にあっけなくクリア。裏ぶたをはめるのも3回目になる友人のPowerBook G4を組み上げる頃にはすっかりコツをつかんでしまいました(笑)・・・いや,実は4回目なんですけどね。自分のHDDを交換した後,ストッパー仮どめにすっかり感動してコネクタをはめないまま裏ぶたを閉じてしまったのです^_^;

さて,そんなこんなですっかり裏ぶたはめにも慣らされた交換ですが,流体軸受け,いいです。なんといっても静粛性に優れます。もちろん48GBの大容量も5,400rpmの高速性も快適です(とはいえ,5,400rpmは前と同じなのでいまひとつ実感はないのですが^_^;)。
今回は外したHDDを再利用するためにFireWire/USB接続の「MD2-FW-USB」を購入しました。FireWire接続で主にバックアップ用として使っています。FireWireのドライブを使うのは初めてですが,これもまた実に快適。必要なときだけ繋いでまたすぐにはずせます。バスパワーで動作するので,ケーブルも1本だけです。 SCSIの頃を考えると夢のようです。

PowerBook G4 第一印象 (2001.5.15)

薄く,大きく,軽くなったPowerBook G4ですが,箱を開けてまず思ったのはやはり「薄い!」です。大きさとの対比も相まって,かなり薄い印象です。PowerBook G3と並べて置いてみると,いままで薄いと思っていたPowerBook G3がまるでかたまりのよう。この勢いでPowerBook 3400とかとも並べてみたいですね(笑)
さて,開いてみるとこれが意外と小さく感じます。開いたときの高さがPowerBook G3よりもいくぶん低く,また,横長であるところからそういう印象を受けるのでしょうね。店頭で小さく見えたテレビが,部屋に入れてみたらずいぶん大きかったという話はよく聞きますが,その逆というのは珍しいです。なんだか嬉しいですね。
それにしても,チタン,かっこいいです。

PowerBook G4 Webについて (2001.5.7)

PowerBook G4のデザインに惹かれて3ヶ月,我慢できずに購入してから1ヶ月。PowerBook G4に関するサイトを作ってみました。
名前は最後まで考えに考えたのですが,なんだか無難なものに落ち着きました。とはいえ,今回は「PowerBook G4」ということばを入れるというのがテーマだったので,それほど考える余地はなかったのですが(笑)
まだまだ充実させていきますので,これからもどうぞよろしくお願いします。

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