AUKEYからUSB Power Deliveryに対応した充電器「AUKEY PA-Y19」が発売されています。
30Wまでに対応するUSB PD充電器ですが、次世代のパワー半導体素材「窒化ガリウム(GaN)」を採用することで、従来のシリコン素材を使用した充電器よりも大幅に小型軽量化されています。
まずは充電アダプタとしての基本仕様を見てみましょう。
入力はAC100V〜240V 0.7A。
出力は、USB-Cポートがひとつ。USB Power Delivery 3.0 に対応し、最大30Wの電力を供給します (5V / 3A、9V / 3A、12V / 2.5A、15V / 2A、20V / 1.5A)。
MacBook Air(2018)の「システム情報」を見ると、30Wで充電されています。
また、USB-C – Lightningケーブルを使用することで、iPhone X / iPone 8 以降のモデルへの急速充電が可能です(iPhone 11 Proでは30分で約50%充電できました)。
フルスピード充電に60W必要なMacBook Pro(13インチ)だと、あまり負荷をかけない状態であれば使用できるかもしれません。96W必要な16インチMacBook Proへの使用は避けた方がよさそうでうです(シャットダウン中やスリープ中の充電はできるかもしれません)。
そして、次世代のパワー半導体素材「窒化ガリウム(GaN)」を採用したことによる小型軽量化。
わずか約36mm × 36mm × 32mmのサイズで、30Wの供給が必要なMacBook(2015以降)やMacBook Air(2018以降)を純正アダプタと同等のパワーで充電することができます。
実際にApple純正の「30W USB-C電源アダプタ」と比較してみましょう。
同じ30W出力で、これだけの大きさの違いがあります。
同じAUKEY製の2ポートUSB-A充電器「PA-U32」と比較してみると、ポート側の面はほぼぴったり同じサイズで、奥行き方向に7mmほど長くなっているだけでした。
重さは実測で約46グラム。Apple純正の「30W USB-C電源アダプタ」が107グラム程度ですので、半分以下の重さです。
また、他のGaN採用の30Wクラスの電源アダプタはだいたい55グラム前後なのに対し、それらよりも10グラムほど軽くなっています。
折りたたみ式のプラグを採用しているので、持ち運びにも便利です。
価格も、Apple純正の「30W USB-C電源アダプタ」が5,280円に対して、「PA-Y19」は3,299円で販売されています(価格は税込み)。
「PA-Y19」は、MacBookやMacBook Air、そしてiPhone用の携帯用電源アダプタとして、価格的にもサイズ的にも性能的にも非常に魅力的な選択肢と言うことができるでしょう。
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