アンカー・ジャパンから、USB PD対応のUSB-Cポート1つと、USB-Aポート2つを搭載した19200mAhモバイルバッテリー「Anker PowerCore+ 19000 PD」が販売されています。
最大出力27WのUSB Power Delivery(USB PD)対応のUSB-Cポートを搭載し、MacBookなども充電することができます。
さらにMacBookを充電しながら、USBハブとしてデータ転送なども可能なのが、一般的なモバイルバッテリーにはない特徴です。
バッテリー本体のほか、次の付属品が同梱されています。
- PD対応電源アダプタ「Anker PowerPort Speed 1 PD30」
- PD対応USB-Cケーブル
- 収納ポーチ
バッテリー本体は、19,200mAhの容量で、iPhone XSは約5回、MacBookなら1回以上充電できると謳われています。
USB-Cポートが1つとUSB-Aポートが2つ搭載されています。
各ポートの出力は次のとおり。
- USB-C PD 出力:5V / 3A、9V / 3A、15V / 1.8A、20V / 1.35A(最大27W)
- USB-A PowerIQ 2.0 出力:5V / 3A、9V / 1.6A、12V / 1.25A(最大15W)
- USB-A PowerIQ出力:5V / 2A(最大10W)
また、USB-Cポートは入力にも対応していて、付属している30W PD対応の充電器を使えば、バッテリー本体を3時間半ほどでフル充電できます。
(付属する電源アダプタ「Anker PowerPort Speed 1 PD30」は、こちらでレビューしています)
- USB-C PD 入力:5V / 3A、9V / 3A、15V / 2A、20V / 1.5A(最大30W)
本体の重さは422グラム。
USB-CポートにMacBook Air (2018) を接続して「システム情報」で確認してみるたところ、25Wで充電されていることがわかります。純正アダプタの30Wにはおよびませんが、通常の使用では問題なく充電できていました。
また、iPhone X以降では、USB PDによる急速充電に対応しています。
「USB-C – Lightningケーブル」で接続することで、iPhone XSを30分で0%から約50%まで充電することができます。
USBハブモードに切り替えると、USB-CでMacBookに充電しながらUSB-Aポートに接続されたデバイスのデータを読み書きすることができます。
モード切り替えは、電源ボタンを約2秒間長押しします。本体に円形に配置されているLEDインジケータが3周点滅して、USBハブモードに切り替わったことがわかります。そして、USBハブモード時はLEDインジケータが約3秒に1回点滅します。
USBハブモードでは、USB 3.0の規格を満たすため、USB-Aポートからの給電は最大10Wまでになります。
実際にUSBハブモードを試してみたところ、ストレージの読み書きはもちろん、iPhoneとのデータ同期も可能でした。
付属しているUSB-CケーブルもUSB 3.0に対応しているので、MacBookを充電しながらUSB 3.0接続で最大5Gbpsのデータ転送が可能でした。
ストレージを接続しているときには、モード切り替えの際に注意が必要です。接続したままUSBハブモードから充電モードに切り替えると、「ディスクの不正な取り出し」のエラーが出てしまいますので、必ず取り出し操作をしてからモードを切り替えましょう。
電源供給とUSBハブの機能を兼ね備えた「Anker PowerCore+ 19000 PD」1台あれば、外出先などでMacBookやMacBook Airを使うときに非常に有用でしょう。
特にMacBookのようなUSB-Cポートがひとつだけのマシンでは便利です。
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