2015年4月に発売された新しい12インチMacBook。こちらの記事でも書きましたが、外部ポートがヘッドフォンポートとUSB-Cポートのみという割り切った仕様で登場しました。
ワイヤレス環境はずいぶんと整ってきてはいますが、やはりUSB機器を複数使用したりする機会はあるものです。
そんなときに便利なのが、USBハブですが、充電しながら利用できる「Hyper++ USB Type-C 5 in 1 Hub」を2月に開催されたAUGM大分2016においてゲットできましたので、遅くなってしまいましたが、レビューします。
MacBookのUSB-Cポートに直差しして、充電しながら、USB Type-Aポートを2つ、SDXCポート、microSDXCポートをそれぞれひとつ増設することができるコンパクトタイプのハブです。
USB Type-Aポートは、USB 3.0に対応していますので、写真のUSB 3.0メモリに3GBのデータを読み書きして、その速度を確認してみました(5回計測した平均値)。
読み込み (USBメモリ→Mac) |
書き込み (Mac→USBメモリ) |
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USB Type-C 5 in 1 Hub | 9.53秒 | 10.44秒 |
純正USB-C – USBアダプタ | 9.30秒 | 10.32秒 |
純正USB-C VGA Multiportアダプタ | 9.66秒 | 10.56秒 |
Apple純正の「USB-C – USBアダプタ」よりはやや遅く、「USB-C VGA Multiportアダプタ」よりはやや速いですが、いずれも実用上における差はほぼないといった結果となりました。
アップルイベントの同時通訳でおなじみのMacwebcasterの直前番組にもう5年ほど出演させてもらっていますが、いつもUSB接続のヘッドセットを利用しています。今までは、純正の「USB-C VGA Multiportアダプタ」を使って本体を充電しながらヘッドセットを使用していましたが、先日の出演ではこの「Hyper++ USB Type-C 5 in 1 Hub」を利用しました(ヘッドセットは同じもので、MacBookもいずれも2016年モデル)。すると、音響の方からいつもより声がはっきり聞こえるという感想がありました。何がどう影響しているのかはわかりませんが、音響のプロの方からそういった指摘があったということは、実際に音質が変わったのでしょう。
なお、他社製の同様の製品では、2015年モデルのMacBookには対応していても、現行の2016年モデルでは動作しない製品もあります。
その点、「Hyper++ USB Type-C 5 in 1 Hub」は2016年モデル対応を謳っていますし、実際わたしも2015年モデル、2016年モデルでの動作を確認しています。
また、他社製の同様の製品では、すべてのポートを利用しているときに、供給電力の問題からか、機器の接続が切れてしまうことがありましたが、この製品は今のところそういった問題は起きていません。
形状もMacBookにマッチしていて、装着したときの一体感のある製品です(カラーも揃えれば、より一体感が増します)。
ただ、USB-Cコネクタのみで本体に接続しているので、不意に力がかかったときなどにUSB-Cポートやハブ本体などに損傷が出ないかといった不安感はあります。
ずっと使用しているとハブ本体も熱を持ってきますので、常時接続して利用するというよりは、必要なときに接続するという使い方が良いのではないかと思います。
とても軽い製品でもありますので、普段も持ち歩いて、必要なときに利用する、そういったシーンにベストな製品だと思います。
なお、純正SuperDriveは利用できません。これは、純正SuperDriveがハブ経由では使用できないようになっているためで、同様の他の製品でも同じ動作になります。
Amazonなどでも同様の製品は複数販売されていますが、この「Hyper++ USB Type-C 5 in 1 Hub」は、Macの周辺機器やソフトウェアなどを長年扱ってきているアクト・ツーさんの取り扱いなので、サポートその他の安心感も違います。
普段はMacBookのUSB-Cポートには電源のみを差しているけれど、複数のUSB機器やSDカードも利用することもあるといったユーザー皆さんにおすすめできる製品です。
カラーはMacBookの本体に合わせたシルバー、スペースグレイ、ゴールドの3色。
6,480円 (税込み) でアクト・ツー ストアで販売されています。
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