アンカー・ジャパンから、Power Delivery対応のUSB-Cポートと、USB Type-Aポート(以下、USB-Aポート)を備えたUSB急速充電器「Anker PowerPort Speed+ Duo」が発売されました。
30Wまでに対応するUSB PDは、MacBookやMacBook Airなどでも利用することができ、純正の電源アダプタにはないUSB-Aポートで、同時にiPhoneやiPadなどにも充電が可能な充電器です。
USB-CとUSB-Aのポートがそれぞれ1ポート搭載されています。
USB-Cは、30WまでのUSB PDに対応しています(5V/3A、9V/3A、15V/2A、20V/1.5A)。
USB-Aは、接続したデバイスに最適な電力を供給する独自技術「PowerIQ」を搭載していて、12Wの出力(5V/最大2.4A)が可能です。Qualcomm Quick Chargeには対応していません。
入力はAC100V〜240V 1.6A。ACプラグは折りたたみ式になっていますので、コンパクトに持ち運ぶことができます。
USB-Cからは、30Wの供給が必要なMacBook Air(2018)やMacBook(2015以降)を充電することができます。MacBook Pro(13インチは60W、15インチは87W)を充電するには、多少心もとないところです。負荷をかけない状態の13インチモデルならなんとか使用できる程度かと思われます。
また、USB-C – Lightningケーブルを使用することで、iPhone X / iPone 8 以降のモデルへの急速充電が可能です。
USB-Aポートは、最大2.4Aまでの出力で、iPadなどにも余裕を持った高速充電が可能です。
なお、USB-CとUSB-Aには、それぞれ独立して給電されるので、USB-Cで最大の30W出力を利用していても、USB-Aでもフルパワー(12W=5V*2.4A)の出力が可能です。
電源に接続されているときは、前面の青色のインジケータが点灯して通電を確認できます。
Apple純正の30W電源アダプタと比べてみましょう。
サイズは、ひとまわり大きくなっています。厚みについてはほぼ同じでした。
本体の色味については、Anker PowerPort Speed+ Duoは若干グレーです。
重さは、Anker PowerPort Speed+ Duoが、131グラム。
ほぼ同じ利用を想定した、Apple純正(106グラム)+小型の2.4A充電器(34グラム)で合計140グラム。
Anker PowerPort Speed+ Duoでは、ひとつにまとまっていて、少し軽くなっています。
重さも大きさも大きな違いはないので、1台でまとまった簡便性を取るか、別々に利用できる柔軟性を取るかは、好みと言えるでしょう。
とはいえ、出先や旅先などでコンセントの数が限られていたり、荷物の数をまとめておきたかったりする場合などには、重宝する充電器です。
なお、USB-Aポートが「PowerIQ 2.0」の最大18W出力に対応したモデル「Anker PowerPort ll PD」も販売されています。