iOS 7.0.4にアップデートしたあとに、文字入力の際にキーボードがときおりフリーズして入力を受け付けない現象が発生し、困らせられました。
そこで、キーボードの変換学習をリセットしたところ、ユーザー辞書もまったく機能しなくなり、なおかつフリーズも改善しませんでした。
ユーザー辞書の項目は、「新規単語を追加…」になっていて、以前の登録単語はなくなり、そこで新規登録を試みても登録されない状態です。
しかも、キーボードの設定を開くと、CPUのリソースを盛大に使うらしく、設定画面を閉じても、かなり長い間、本体は熱くなり、バッテリも2分で1%くらいのスピードで激減するといった状態でした。
その後、ユーザー辞書がなくなった場合の対処法を検索してみたところ、iOS 7だけでなく、iOS 6の頃からこの問題が発生している場合があるようです。
検索した情報をもとに、下記を試しましたが、どれも完全には復活しませんでした。
- キーボードのオプション(写真にある5つのスイッチ)を全部オンにして再起動
- キーボードの変換学習をリセット
- iCloudの「書類とデータ」を一旦オフに
- すべての設定をリセット
- iPhoneの復元
iCloudの「書類とデータ」をオフにするのは、一時的に復活するのですが、再びオンにすると、また消えてしまいます。
最終的にiPhoneの復元まで試すこととなりましたが、修復しませんでした。
そこで、端末に保存されているユーザー辞書の状態とiCluod上のユーザー辞書との間に何らかの齟齬があることでユーザー辞書も使えず、しかもそれを解消しようとCPUパワーを消費、キーボードでの入力にも支障をきたしているのではないかと推測し、端末上のユーザー辞書を保存し直してみることにしました。
具体的な作業は以下のとおりです。
iCluodの「書類とデータ」がオフの状態で、端末上のユーザー辞書が現れているときに作業します。
下の写真のような登録単語の単語と読みが表示される画面で、一単語ごと右上の「保存」を押し続けるだけ。とはいえ、登録単語が多い場合は、ちょっと大変です。
その後、iCluodの「書類とデータ」をオンにしてみたところ、登録単語が消えることなく無事に復活していました。
そして、CPUのリソースを消費しバッテリの持ちも悪くなる問題も解消し、以前と同じように快適に使えるようになっています。
同じようなトラブルにお困りの方の一助になればと思います。