iPad mini用のワイヤレスキーボードは色々と出ていますが、その中でも本命と言われるロジクールの「ロジクール ウルトラスリム キーボード ミニ (Logicool Ultrathin Keyboad mini)」が、いよいよ国内でも発売となりました。
ロジクールからはフルサイズのiPad用も以前から販売されていて、その評判も高いので、iPad mini用がアナウンスされたときにすぐ予約しました。
今までiPhone/iPad用にキーボードを使ったことはないのですが、今回のiPad miniはCellularモデルということもあり、外出の際にはほぼ必ず携帯しています。
キーボードでの入力もできれば、当サイトの記事投稿にも活用できるかと思い、購入してみたのです。
もっとも気になっていたのは、本体幅約20cm(キーボード自体の幅は約19cm)にどのようにキーボードを収めているかという点です。
フルキーボードを搭載するMacでは、どのマシンもキーボードは約27cmの幅を必要としています。
そのおよそ7割程度です。
スペック表を見るとキーピッチは16mm。
Macのそれは19mmで、キーレイアウトそのままキーボード全体の幅をそのまま19cm幅に縮小したのでは、キーピッチは13.4mm程度になってしまいます(実際、同様の他の製品は13mm程度のものが多いです)。
13mmではなかなか快適なタイピングができません。
そこをロジクールはどう解決しているのか。
キーレイアウトを見てみると、大胆な割り切りがなされていました。
左側の縦一列がごっそりと省略されていたのです。
たしかに、iPadで使うのであれば、tabキーなどはあまり使わないですものね(tabはfnキーと“Q”の組み合わせで入力するなど、省略されたキーも入力することはできます)。
右側のほうは省略はされていないものの、使用頻度の少ない記号系のキーの幅を小さくしています。
ホームポジションは若干左に寄ってしまっていて、そこだけはちょっと慣れが必要でしたが、この工夫で、iPad miniサイズの中に必要にして十分なキーピッチを実現しています。
Bluetoothのペアリングさえしてしまえば、そのまま利用可能。
キーの打鍵感も節度があって打ちやすいです。
ホームボタンなど、iPad用のキーが用意されているのも便利ですが、iPadの文章編集でカーソルキーが使えたり、キーボードショートカットでコピー/カット&ペーストができるのが非常に快適です。
本体の質感もよく、iPad miniのカバーになる(マグネットでSmart Coverのように取り付けられる)ので、一体化して持ち運べます。
重さは208グラム、iPad miniと合わせても520グラムです。
キーボード奥の溝にiPad miniを立てかけてラップトップパソコンのように使えるのですが、ここはただの溝でなく、マグネットが仕込まれていて、iPad mini本体を持ち上げるとキーボードも外れることなく持ち上げられます(とはいえ、緊急時のみに限るようお勧めします)。
本命と言われるだけに、ファーストインプレッションはかなり満足の行くものです。
これを活用して、記事更新などをより快適にいていけるのか、しばらく使ってみて、またレポートしたいと思っています。