MacBook ProになってACアダプタの容量が85Wとなり、それにともなってACアダプタ自体も大きくなった。
また、MagSafeコネクタはAppleが特許をもっているらしく、サードパティ製のACアダプタが出るのもむずかしそうだ。
MacBook用のものは従来のPowerBook / iBook用と同じ大きさなので、外出時などに荷物の重さを減らすことができるが、はたして使えるのだろうか。
プラグ形状はいずれも同様のため、つなぐことに問題はなく、通常使用にも特に問題はない。
だだし、出力が60WとMacBook Pro用よりも小さいため、充電にも時間がかり、負荷が高い状態では発熱などにより電源アダプタが故障することもあり得る。
また、最悪発火することもあり得るので、使用は自己責任でということになる。
とはいえ、バッテリを充電しながらフル稼働させるような状態でもなければ、そこまでの危険はないと思われる。
異常が見られた場合にはすぐに使用をやめられるように、気をつけて使用したい。
【2007年7月21日追記】
2007年7月に MacBook Pro 用の 85W ACアダプタの小型モデルがアップルより発売された。
従来の PowerBook や MacBook の ACアダプタと同程度のサイズなので、MacBook用のものを流用する意味はほぼなくなったと言える。
なお、今後製品に同梱されている ACアダプタは小型のものに変更されていくと予想されるが、7月21日の時点では小型のものが同梱されていたという報告はみられていない。
【2007年8月4日追記】
各アダプタのサイズ、重量、電源入出力を比較してみた (重量は ACウォールプラグを付けた状態のもの)。
新アダプタは、従来のものよりも体積で23.3%小さく、重量では7.8%軽くなっている。
また、小さくなったものの、MacBook のものよりはひと回り大きい。ケーブルの太さも、MacBook Pro用の方が太くなっている。
たて | よこ | 高さ | 重さ | 入力 | 出力 | |
---|---|---|---|---|---|---|
85W (旧) | 103mm | 79mm | 27mm | 333g | 100-240V 1.5A 50-60Hz |
18.5V 4.6A 16.5V 3.6A |
85W (新) | 79mm | 79mm | 27mm | 307g | 100-240V 1.5A 50-60Hz |
16.5-18.5V 最大4.6A |
60W (MacBook 用) | 73.5mm | 73.5mm | 27mm | 255g | 100-240V 1.5A 50-60Hz |
16.5V 3.65A |
左から、旧85Wアダプタ、新85Wアダプタ、MacBook用60Wアダプタ
なお、アップルの MacBook Pro 仕様ページの ACアダプタの写真が小型のものに変更されている。今後出荷される MacBook Pro の ACアダプタはこの小型のものに変更されていくことが推測される。
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